J’aime le théâtre♡

観劇日記。

2021-01-01から1年間の記事一覧

EPOCH MAN『オーレリアンの兄妹』

うぅ…早くそこから出て行って!逃げて!と思うやつだった。みっちーと中ちゃんの兄妹、え?こんな感じなの?なんか想像してたのと違う(勝手な想像だけど)…不意打ちでキツイもの喰らっちゃった感。特にみっちーかな…みっちー自身の軽やかなイメージ(それも勝…

ミュージカル『ジェイミー』

噂のジェイミー、観たよ!ブリリアに来たら脳内でデスノの曲が自動再生され始めて困ったwポップな楽曲が楽しいハッピーミュージカルではあるんだけど、意外なことにキラキラ✨っていう感触とは違うと感じた。自分らしく輝く!とか主役になる!とかを決して安…

『森 フォレ』3回目

えーなんか感動しちゃった。初めてスタオベしたわ。今日は2階B列センターちょい上手寄りから。ミザンス味わえるし近いしちょうどいいな。この芝居、ほんとミザンスが味わいどころだよなー!僕がダグラス。そう、僕だ。ルーの頬(顔)に触れて、お互いに触れ合…

戯曲『美しきものの伝説』

『一九一一年』と『反応工程』を観た流れで宮本研『美しきものの伝説』戯曲を読んだらぶっ刺さった。死ぬほど生き、身を投じて杭となった美しきものたちの話に、民衆とかエンタメとか私が考えたいことがびっくりするくらい詰まっていて、さらに成河さんのお…

『物語なき、この世界。』

「物語なき、この世界。」三浦大輔が斬り込む“物語で人生を彩るというエゴ”、岡田将生・峯田和伸・寺島しのぶが語る思い - ステージナタリー 特集・インタビューこれ読んでね、あ?これ観るべきでは?と思ったの。「人はなぜ物語を求めるのか」とか言ってる…

劇団チョコレートケーキ『一九一一年』

うわぁ初日だったし最前どセンだった。大逆事件が題材。冒頭からオレンジ色の服に編笠を被せられた大勢の死刑囚たちが迫って来て恐ろしい。それを背に嘆き苦しむ白髪の西尾さんが目の前に。机や椅子が高く積み重なったセットが手前にせり出してくる時の圧迫…

『森 フォレ』

初日。あの戯曲だからね、どんなふうに見せられるんだろう…好きになれるのかな…私は心動かされるのかな…という、どちらかと言うと不安を抱えながらだったわね正直。しかもいきなり最前センターなので逃げられないし。2度の休憩挟んで3時間40分!という長さだ…

奥川恒治の会『大原御幸』

観世能楽堂にて。へぇーこんなとこに!銀座の真ん中の異空間っぷりにワクワク。まるで別の時空。特に演能中は時間の流れ方が外界とあまりに違って目眩。仕舞3つ(「忠度」「佛原」「船弁慶」すべて平家物語からなのね)と狂言(「茶壺」皆さんお茶目で笑えたし…

俳優座『インク』

大衆…あまりにも実体が無くて怖い。「大衆のため」「大衆が求めるものを」「大衆の支持を得るために」と言って世の中は動いてるのに、それをしてる人は自分のことを大衆だと思ってないし、近寄って一人一人の顔を見たら大衆なんてどこにもいない。Why? はい…

NODA・MAP『フェイクスピア』

死者の声を聴く話だった。平家物語にチューニングされていたところへ、強烈だったわ。真の言の葉の、なんたる強さ。演劇賛歌なのかな?と思ったけど、違った。むしろ逆だ。無力さ。どんな虚構をも凌駕する、リアルの言の葉。真の言の葉は何処にある?本物の…

オンライン講座「古典と現代をつなぐ 歌舞伎と現代」

朝日カルチャーセンターのオンライン講座、木ノ下裕一さんと児玉竜一先生による「対談 古典と現代をつなぐ 歌舞伎と現代」をアーカイブで聴講。 面白かったなー!渡海屋大物浦と桜姫のお話を聴けるなんて私得だよ♪ 木ノ下さんの語り口というかあれはお人柄だ…

イキウメ『外の道』

すっごいいろんな引っ掛かりの断片があった気がするけど総体として何を観せられた!?って感じだし言葉にできねぇ。わからなくて気持ち悪いけど、決して退屈はしないし、ひとりよがりを見せられてる不快感はないんだよな。部屋。閉じ込められてる。変な角度…

ミュージカル『レ・ミゼラブル』

レミゼ!今期初は、1回だけ観るつもりで悩んだ末に最優先させた組合せ…光夫バルとないとぅーマリ。ジャベはたつ兄。これ大正解だったな。其々の造形がとても好きだったし、この組合せだから出せてたものもあったと思うんだ。今年はコロナのリスク管理のため…

『夜は短し歩けよ乙女』

玲央さん元気元気!パンツ総番長…え?名乗りとか動きに、なんかね、ひよりちゃんの幻影を見たよ!うわぁひよりちゃんに会いたくなっちゃった考えたらな、歩く乙女の話だもんな。走る女子高生とリンクしてるよね!あのね、たあぁのしかっったあぁー!総員全力…

六月大歌舞伎『桜姫東文章』

下の巻になってくると俄然「演劇」として観ちゃうなー。四月はもっと奇天烈とか耽美とか「仁左さま玉さま!」とかを単純に楽しんでたと思うんだけど、今日は何だろう…気づいたら桜姫の心情や葛藤に近付いていこうとしてたかも。特に前半は舞台もずっと暗くて…