J’aime le théâtre♡

観劇日記。

戯曲『美しきものの伝説』

『一九一一年』と『反応工程』を観た流れで宮本研『美しきものの伝説』戯曲を読んだらぶっ刺さった。

死ぬほど生き、身を投じて杭となった美しきものたちの話に、民衆とかエンタメとか私が考えたいことがびっくりするくらい詰まっていて、さらに成河さんのお花見の話じゃんこれ!?ってなって震撼。

「花で飾った一本の杭を立てよう。そこに民衆を集めよう。そしたら、それが祭りになる。幸福で自由な民衆には、劇の必要はない。必要なのは祭りだ。そのための劇。そのための仕事。」

民衆を信じるかどうかという台詞も出てきたけど、こないだ成河さんが言ってた「他人に期待する」って話そうだよねそれってつまり観客を信じるってことを言ってたんだよなきっと。

なんか、観劇者としての私について新しい感覚を得られるヒントになるような気がする。