J’aime le théâtre♡

観劇日記。

ねじまき3回目

最前列で観納め。

 

最初のトオルsのシーン、大知くんと成河さんが鏡映しになるようなところから始まって最後は別方向に捌けるの大好きだけど、大勢のトオルの中で冷蔵庫から2〜3回出てきてブルブルするトオルにツボってしまった🤣

 

クミコsとクレタsのシーンはやっぱりサイコー!曲も大好き!一緒に肩を揺らしたくなる!

 

プールのシーン

そっか…みんな暗闇に閉じ込められて、緩やかに死に向かって泳いでる…

 

時間ならある

なんだってそう

全肯定なトオル(たくさんのトオル)

 

麦ちゃんのグシャグシャ怒りがパワーアップしてるな

 

大知くんの歌もパワーアップしてる!凄い。抉られる。

 

ヒルのひとたちの歌で、麦ちゃんグッとこみ上げてきちゃってるように見えた。

月を見て17歳の女の子が涙を流したりなんてしてる夜には、どんなことだって起きるのよ。

あ、もしかしてその夜にトオルは綿谷ノボルを倒したの?

 

そっか「さよならねじまき鳥…」守られることを祈りたいねじまき鳥って、ねじまき鳥と名乗って冒険に挑んだ、そしてクミコの声を受け取ることができた、立ち向かうことのできた、自分自身のことか。

なんかふと、そう思った。

何度もバットを振るった時の、怒りに満ちた激しさ。流され受け容れるだけのトオルとまるで違う顔だった。

 

銀さんナツメグのブルージーな感じ好き。

広大くん指がとても綺麗。

声。電話。(そういえば加納マルタが私に電話を掛けてくる人はいませんとか言ってたな)

吹越さんは何度観てもすげぇ。

大知トオル服を剥がれて痛みの共感でグッタリしてたよね。わかるわ。

 

特に踊る方々の、女性の痛みのところも圧巻なんだけど、特に顔の表情がたまらなく素敵で惹かれた女性ダンサー…皆川まゆむさんかなぁ。

 

間宮さんと軍人と成河トオルのシーンも印象に残ったね。

殺るか殺られるかなんだよな…って思った。

間宮さんは拳銃で自殺したのかな?

 

いろんなシーンが、ひとつひとつ目に焼きついてる。言葉が思い出される。

 

マジで、ものすごく佳い作品だと思う。世界に紹介したい。村上春樹は世界各国語に翻訳されてるのだから、字幕を付けるにしてもそれが使えるのでは?

 

成河トオルは何故女性たちの痛みを癒してあげないといけないんだろう。

その行為は綿谷ノボルにダメージを与える。

トオルが失い続ける世界で、綿谷ノボルは獲得し続ける。

あ、トオルは共感の人なのかな。

いや、共感することを覚えたのか。君がいいようにすればいいよっていうのは、実はちっとも共感じゃないんだ。

 

とかね、いろんなイメージがフラッシュバックしては何かと繋がったり繋がらなかったり。そっか、繋がると言葉になるのか。

断片的なイメージたちのまま転がしているのが面白かったりする。

 

 

 

『ガラスの動物園/消えなさいローラ』

がっつり2本立て!

 

わぉ父の肖像画が松也くんだw

 

トムって狂言回し的に語ったり見ていたりもするんだっけ。(下手でジッと見てるルキみ)

松也くんの"語り"の力をまた感じた。

そっか、追憶の劇…

ガラ動はやっぱ大嫌いやけどな。

 

タンゴ!

わっ!トムも!…ジムへの思慕をこんなにも情熱的に見せられてゾクッとしてしまった。

 

母と姉を包み込む、松也トムのハグの大きさが素敵でハッとしたよ。

あゝ…愛があるんだな…って、素敵だけど、哀しい。

 

ジムひでぇよな。

その直前まで、あまりにも素敵なひとときだったから…

ジムの、過去の栄光も切ないけど。

ドアを出て行ったジムはとても哀しく肩を落としていたよ。

 

街は賑やかな明かりで溢れているのだから、消してしまいなさいローラ。そんな灯は。

 

これは2本立てで観れて良かった。

消えなさいにはガラ動の中の台詞がたくさん散りばめてあるのが分かったし、

この配役のお陰で、トムの哀しみが葬儀屋(実ハ探偵)に乗っかって良かった。

あ、ガラ動で楽隊とトムが黒いこうもり傘をさして現れるところは別役実オマージュなんだね。電柱も?

 

でもな、余計に哀しいよな…ガラ動は、トムが出てってテネシーウィリアムスになれたんなら良かったよねって思えることが唯一の救いなのに。

 

「待ってるなんてバカ!死ぬなんてもっとバカよ!オホホホホ」って『パンドラの鐘』のあっちゃんタマキみたいに高笑いしたい。

砂に埋まるなんてバカ!掘り出してもらおうなんてバカ!

(ポスタービジュアルの下の方、全然気づいてなかった…)

 

開演前に昭和の歌謡曲かかってるし、えりさんだし、紀伊國屋ホールだし、日本の家庭の感じしたよね。アマンダのイメージは結構違ったな…嫌いなことには変わりないけど。

ガラ動は脚本に結構手が加えられてる?意外とそうでもないのかな?長さの調整早回しwはあったね。えりさんの上演台本なんだ。

あ、パンフ読んだら…バリバリえりさんの体験と繋がってるんだね。

 

何気にえりさん初めて観たんだよな。

流石、惹き込まれる。歌も素敵だった。

そうそう、歌うんだよ!

ラスト松也くんとえりさんのデュエット、なんかグッときた。

 

松也くん、ソファの座り方とか可愛いんだよねー。タバコ吸うけど決してカッコよくないし。可愛い息子ではあるけどさ…端から見ればキモい家庭でしかない。日本家庭っぽく見えるから尚更だよね。欧米人だと目上の女性とか母親に対する礼儀みたいなとこでちょっとは補正されるけどな。

 

終演後にお茶してのんびりしてたらあら?こんな時間?って考えたら上演時間が長かったのだった。正味で3時間半あったんだ。意外と感じなかったな。

 

んーこれは、松也トムのジムへの思慕の表情を追いたいと思っちゃうし、音楽ももっと聴きたくなっちゃうし、他のローラとそれに対する松也くんも観たくなっちゃうから、もう1回くらい観ても良かったかもねー。

 

 

ねじまき2回目

2階最前どセンから。

とにかく画が素晴らしくて楽しめた。これは絶対1度は遠目で観た方がいい。

床面…井戸の穴もよく見えたし(小石を拾い出してくる手の表情美しい)、間宮中尉の影が凄いし(語りの途中で声が若く変化するのは相変わらず凄くてゾクッとする)、井戸に溢れてくる水とか、壁やドアが様々変化するのとか、ダンスの動きがより滑らかに見えたり(テーブルが伸びるのも)、2人のトオルやクミコ/クレタがシンクロする様子も一望できて。

クミコsとクレタs群舞の最後の方でソファに腰掛けてゆーっくり脚を組むのめっちゃカッコイイよ。そう、あのシーンはずっと2つのソファを同時に見ていられるのが良い。

大知トオルと成河トオルとクミコとクレタ(とダンサーズ)、全体でひとつの事象。

 

言葉じゃなく声が無くなるってどういうことだろう?

声を出せないシナモンの部屋(パスワードはねじまき鳥)にある電話、その電話でのみクミコと話すことができる…

 

トオルの中では何が起きたんだろう?

想像することは危険だと言う間宮さんの忠告を聞かず…

また、なんやわからんくなったなぁ…いい感じ😁

 

ラスト、成河トオルは「さよならねじまき鳥 君が何かにしっかりと守られることを祈ってる」と歌うんだよね。

メイと同じく、ねじまき鳥は守られてほしい存在なのか?

ナツメグの動物園で鳴いてたのもシナモンの夢の中で鳴いてたのも、ねじまき鳥だった…

「いったいどれくらい、死ぬまでに…」「ねじまき鳥になって空を飛びたい 大きな木に止まって世界のねじを巻く」と歌う大知くんの声は本当に刺さる。

 

綿谷ノボルは、順序や論理、この世界のシステムだと思う。決して一概に"悪"ではないのかも。

綿谷ノボルの奥さんや、クミコや、クレタは、何を引き出されてしまったんだろう?

貶められる感覚、かなぁ…

 

首吊り屋敷の出来事みたいじゃない!って、クミコが兄を殺したことを。軍人が罪に耐えかねて拳銃自殺とか、一家心中とか、世界の理不尽に堪えられずそこから逃れるために死を選ぶこと。死に、永遠の安息を求めること。だな。

 

イキウメと繋がるところもあると感じたよ。でも、イキウメよりずっと気持ち悪い。

 

すごく気持ち悪いし、嫌なものを見せられる芝居ですよ、これ。

この芝居を共有してるお客さんにならアフトであれくらい通用するんじゃないかって思っちゃったかもしれないよな、成河さん。

劇世界というかムラカミワールドというか、やっぱ相当エグいもんな。

 

 

『無駄な抵抗』

劇団公演ではなく世田パブの主催公演ではあるけれど、実質イキウメ。

 

ギリシャ悲劇をモチーフにしてるとは言え、親族のドロドロ…火サスか昼ドラかって話だけど下品に感じないのは演技が上質だからかな。のびえさん松雪さん素敵だった。

 

ギリシャの劇場みたいな美術、世田パブだからこちらもその客席の一部みたい。

三茶の地下のパティオも思い出したよ。

あっ!そう!舞台ヘリ、広場のコンクリ石畳の隙間にちょっと(1〜2箇所?)だけ雑草が生えてるの感心しちゃった。

 

何故か電車が停まらなくなった駅前の広場。

(あ、貴婦人の来訪を思い出すね!)

 

浜ちゃん大道芸人…後でパンフ見たら役名がダンでウワッ😳てなった。

一歩外から見てる人(AIだとしたら納得感あるわ)…何もしないけど、存在している…それを見て何かを受け取る人もいて、対価としてお金をもらうことだってあって良い…

「私があなた方のことを見てるんですよ」と言ったのも、その前から浜ちゃんにすごい"見られてる"感覚あったからハッとした。

そういえば、世界を操っているような手つきをしてた気もしたんだよね。

 

運命。

抵抗。

 

私は理人の考え方生き方だよ。

理由なんて無い、そう思うのがいちばん心地よい。執着がない生き方。

期待していいんだよ、って何度もエイちゃんさんは言ってたけど。

 

パンフの前川さんインタビューでギリシャの劇場のこと話されてて、周辺施設も含めて逗留して心身の健康を回復するための場所だったと。

なるほど、劇場で「整う」ってわかるわー!

 

ネガティブ・ケイパビリティとかも言ってて、うん、ここんとこのイキウメは感想を全然ひとことで言えない感じだよね。分からないんだけど、でもこの感覚はわかりみ!って思えることが結構たくさんあるんだよ。納得できると言うか。作り手に信頼を寄せることができるっていうか。あ、同じような問題意識とか悩みとかツラさとか抱えてるんだなぁっていう感じ。

 

電車が停まらなくなって打ち捨てられた町って我が国の状況のような気もしてしまうし、人衛くん演じるカフェ店主は役名島忠だったけど、置き石どころかポイントいじって事故を起こさせてまで電車を停めるって…

山鳥芽衣も抵抗を始めようとしていたけど、抵抗するって痛みや危険を伴うことだと、本当にそんなことしていいのかわからないよねっていうことだと…そういうザワザワした心持ちが後味になってるかな。

 

そう、芽衣は岡田クミコのように五郎の生命維持装置を外すかなんかして殺しに行くのかなと思ったんだけどね。違うんだな…告発するのか。殺すよりもっと実際的で、でももっといろんな騒ぎが起こるしいろんな人が傷つくこと。予言に抗うためにも、殺しちゃダメなんだな芽衣としては。

 

占い師/カウンセラーはどういう人なのかどんな立ち位置なのかずっと探りながら観てたわ。衣装のパンツが一部プリーツになっててめっちゃ素敵♡とか思うのと別にw

夢のシーンが何回かあったけど、この世界は彼女の夢なのか?つまり操っているのは大道芸人ではなく占い師?なんてことも思ったり。

 

 

『マハーバーラタ戦記』おかわり

かなりいろいろ美味しい席で堪能したわー🤩

 

神様たちの金ピカ衣装の布地や小道具の作りがよく見えて豪奢でまず感激✨

クンティ赤姫のお着物キラッキラだし柄もなんとなくエキゾチック?だし眉間に光るビンディも見えた❤️

カルナの最初の着物の色味すごく好き🩵水色地に金色が効いてて、織模様(動物とかだったかな?)も素敵だし衿にはキラキラ糸が施してあって。

 

菊之助さん、仮花道にいらした時の至近距離で見てめちゃくちゃ感動したんだけど…

なんて目が綺麗なんだ✨😳

 

彦三郎さん帝釈天の美声も至近距離で浴びてシビれた〜

ん?顎になんかグニュグニュ書いてあんの何?w

 

丑之助くんさんも近くで細かい表情を見たら更に凄かった釘付けになっちゃった😳

萬太郎くんも笑顔が素敵だし芝居に惹かれたなぁー

 

猿弥さんドゥフシャサナ、姉の傍で常にNo.2でいることの微妙な心情を後半少しずつ滲ませてはいたけど、最後の台詞で切なさズシンときたよ。双子たちに(ナクラに?)「俺と同じ…兄弟を守るだけの、何も無い奴かと思っていた」って😢

「何かあるか何も無いか、決めるのは己自身(次第?)だ!」って双子の瑞々しい見得からのニコイチ引っ込みも間近で見れたよねー😍

 

そういえば、菊之助さんの飛び六方も遠いけどちゃんと見送れて嬉しかったなー。

 

仙人クリシュナ(那羅延天の化身だと言ってた?)とアルジュラのシーン…

役を演じてるのか

内なる我…生まれもせず死にもしない

↑「アートマン」か。

インド思想を勉強したくなるね〜

「バガバッド・ギーター」な。

 

戦場に来たクンティの打掛も渋めのインド柄(サリー生地なんですって)で素敵!

この時のカルナ、毅然としてるけど優しさも出ていて凄いな。

 

芝のぶ様ズルヨーダ、ずっと独りだった、人は卑怯でなければ生きられぬ、あの男のように真っ直ぐに生きてみたかった…って😭

呪いのような言葉を残した最期…そうよ戦乱の後には恨み憎しみが残るばかり。

階段落ち、倒れたまま盆が回って消えていくまでしっかと見ました!

斬られて階段の途中に横たわった姿も美しいんだよぉ😍

打掛姿も鎧姿も、そしてあの地の底から響くようなお声も、仮花道の至近距離で味わえて嬉しかった〜🥰

 

大詰ははーちゃんの魅力爆発してた!表情もいちいち良い。

 

両花道に両軍が揃って開戦するシーンも迫力だけど、やっぱカルナとアルジュラが戦車で登場するとこめっちゃアガるし、仮花道いっぱい使って2人の立回りを見せてくれるもんね!大迫力!

黒衣さんが翻して走る旗で戦場を飛び交う矢を表現してるのもカッコイイ。

うわぁ組み合った最後、カルナったらアルジュラのこと一瞬抱き締めるの😭

 

執着のないユリシュラによる統治で世界は平穏になり、神々も暫し眠りに。

 

民が歌い踊る姿で幕だったな。

歌え歌え歌え歌え歌え

踊れ踊れ踊れ踊れ踊れ

 

SPACの楽隊も間近で見れて楽しかったカッコよかったー♪

いろんな面白い打楽器?を演奏してたよ。シャカシャカ振るやつとか、握りで音の高低が変わる?不思議な鳴り物とかも。

神秘的な音も出すし、緊迫を煽ったりテンション上がったり!

https://x.com/hisashi_06/status/1724598692735508839?s=46&t=Ij9N8yXBMbJxtfcIX4572Q

おぉ!楽器のお写真!

 

あと、上手はツケ打ちさんも近いからね、音の迫力すごいし、振動も感じるような!

 

インド叙事詩「マハーバーラタ」とは | 歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」極付印度伝 マハーバーラタ戦記

初演の時の記事だね。原典の解説ふむふむ。

 

FFXとこれですっかり菊之助さんにハマったなぁ…作り手としても。

丑之助くんも観続けたいし!

あの…音羽屋推しってことにさせていただいてよろしいですかね!😆

 

ぬぁっ!初演ではアルジュラ松也くんだったのか!さぞかし魅力的だっただろうなぁ😍

バガバッド・ギーターは菊五郎さん→松也くんだったんだね…尊い

今回は錦之助さん→はーちゃんだもんね、そういうとこニクイよ菊之助さん!てかエモいよ歌舞伎!

 

 

歌舞伎座『マハーバーラタ戦記』

うっひょーおもしろーい✨たぁのしーい✨

歌舞伎かっけぇ〜💕

 

菊之助さんとはーちゃんのナートゥ最高か🤣

大詰めのチャリオット戦(馬はもちろんアレ)カッコよかったしラストは哀しかったよね。

 

しかしとりあえず叫ぶ!

芝のぶ様ーーーっっ✨😍✨

 

哀しいよ泣けてくるよ

戦う人はみんな理由があるんだよ

どうしようもないんだよ

綿谷ノボルをバットで殴ればこれは治まるのかな😢

 

そうだよなぁ神様にしてみりゃリセットしてやり直せばいいやってなっちゃうよね。

 

丑之助くんさんもまたしても凄かったけど

憐れだった…

父上のために実の父と戦ってやられちゃってんのなかなかに複雑で😅歌舞伎ならではの面白さよね。

 

歌舞伎ならではと言えば、あの馬のやり方で象さん!青くてまぁるくて可愛かった〜

 

美術、照明、音楽、めちゃくちゃ良かった。

洋楽器使ってるけど全然融合してるし、三味線も洋っぽく弾いたりして。

 

https://x.com/jun_kiz/status/1720324369518673948?s=46&t=Ij9N8yXBMbJxtfcIX4572Q

美術家の方の解説💓

花頭窓ってインドルーツなんだねー。

そう、神様が並ぶ絵面サイコーで冒頭いきなりテンション上がったし(黒衣さんも金ピカだだったw)、ガンジス河めっちゃ素敵だった!

 

米吉ちゃん観てて思ったけど、女方さんって苛酷な運命とかに翻弄される役が多いから大変そうだよな…

 

猿弥さんも魅力的だったし、彦三郎さんは相変わらずええ声だし、萬太郎くんビームってあのビームよね!

鷹之資くん吉太朗くんが双子設定でアツかった。兄弟花道引っ込みあったじゃん!

 

はーちゃんな、輝きがちょっと物足りない。大詰ではキタキタ!って感じだったけど。前半からもっと遠慮なく輝きを放出してほしいな。陰陽師や不死鳥や水滸伝であれだけキラキラしてたのってもしかして猿之助さんの演出力があったのかなぁ。

黒ベースの衣装が似合ってたけどね!

ナートゥのキレは菊之助さんに敵わないし…

 

魔がさして1階足しちゃったよ😆

 

 

『ねじまき鳥クロニクル』初日

わーぉ!これ!かなり面白いのでは!?

こちらに受容態勢ができているからかもしれないけど、初演の時よりも、なんかね、いろいろクリアに伝わってくる気がする。

いい感じに忘れてるとこは忘れてて、新鮮にも楽しめたし、懐かしさもあったし、3時間半?とても良い時間を過ごした満足感があったよ。カテコにインバルさんとアミールさんも出てきたし、スタンディングで拍手を贈った!

 

苦痛の表現が随所で圧巻だったわ。

冒頭のライターの熱さからまず「共感」を実感させるし、クレタの痛み、綿谷ノボルとのシーンもそうだけど、ソファのとことか、女たちの苦痛とか、群舞での表現が初演より更に凄くなってたと思う。

 

大知くんの切々たる歌声すごく良い!

 

成河さんの優しい歌声はやっぱり好きだ…

サワラを抱いた時の歌声と、ラストの歌声が特に好き。

てか成河さんの声やっぱり好きだ。

メイと一緒に歌うのも素敵💓

 

笠原メイはやっぱり守りたい🥹

 

祈ってる。

成河さんのメルマガ沁みたよね。

 

吹越さん凄かったな…声の変化も!

音くり寿さんクレタの悲痛も凄まじかった。

 

今日は前方席で肉体の迫力を浴びれて良かったけど、床面も見たいし俯瞰でも観たいよね。2階最前センター空いてたから足した!

 

世界のネジを巻くって、なんか、そっかぁ…って初めて思ったな。膠着している、どうしようもない世界が動き出す感覚。動き出させる、動かしたい、そういう感覚。メイにとってはトオルがねじまき鳥だったんだよね。