J’aime le théâtre♡

観劇日記。

シネマ歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』

3/25

行って参りました!舞台挨拶付き完成披露上映会🌙

 

松也くん宗近イメージな色のスーツ・シャツ・ネクタイ・ポケチ😍(ポケチの色は宗近の足袋と同じだね)

けんけんつい昨日までの南座の勢いのまま元気😆喋ってる途中で松也くんに割り込んで来られて不満げにしてんの可愛いwでも結局ふたりとも大泣きしながら稽古したことを一緒に楽しそうに話しちゃう仲良しさん🥰 南座インスタライブでも思ったけど、けんけんって他の人が話してる時ガッツリ横向いてそっちを見つめちゃうの可愛いよね横顔美人だし☺️

あ、マイクを両手で握りがちな松也くんも可愛い🥰

大ちゃんは歌舞伎座の合間だったんだなー。

フォトセッション最後のムービーカメラ向けお手振りをみんなに指示する(「誰かが動いてればいいから」と言って自分はしない)流石の慣れてる松也くん😆

 

とにかくもぉ…また会えた🥹

大好き!!!

アップで視るあの一騎打ちに震えた。ふたりの表情😭これはマジで名シーンだって語り継いでいきたいよ歴史になるまで!

鳴り止まない拍手、しっかり入れてた☺️

あゝ松也×けんけん尊い!って叫びたい気分だけど、考えたら立役のけんけんと女方(的)な松也くんというカップルはきっと今後もあまり見られないだろうよね…嗚呼ホント「義輝様」と腕の中で言う時の切ないお顔ったらもぉ…😭

義輝が気づくとこの表現もつくづく凄いよ…宗近両腕を広げて😭ふたりだけの空間😭

 

長須さんの琵琶やっぱかっこよかったなー!歌詞の字幕が入ってた。

長唄義太夫は特に、一部台詞も、劇場で観た時より聴き取りやすいかも。さすがの映画館サラウンド音響で、花道の音はちゃんと左後ろから聞こえるやつ。

シネマだから場転の時間が短めに編集されてるのは良いとして、そこが意外とただの真っ暗な画面になっちゃうのは臨場感的にちょっと勿体ない気がした。三日月宗近誕生のとこもね、ただの映像エフェクトみたいに見えちゃって、回り舞台+せり上がりとか早替りの感動がもっともっとあったのに!って思っちゃった。

あと、前説やカテコの楽しい様子もちょこっと見せれたら良かったのになぁとも思ったけどね、まぁそれは宝物のような思い出として胸に✨

 

歌舞伎家話のクリエイターズトークもめちゃくちゃ面白かったし胸熱だった。この配信メンバーの揃え方からして胸熱で、松也くんらしいなって思うよ。松也くんは舞台挨拶から移動して紅白の牡丹が飾られた松竹社内のお部屋かしら?カジュアルな白シャツに着替えてた。

 

企画から、脚本、演出、美術、音楽、アクション、たくさんのお話を聴けて…一騎打ちとか月の庭とか大好きなシーンのこともたっぷりと、この大好きな作品のことを、いちばんよく知ってる/愛してる方々がディープにニコニコ話してるのを視れるなんて至福だった。

皆さん、歌舞伎として作る、でも見たことないものを…という意識をしっかり共有してたんだなぁ。

360°の美術を作りたいと言って大道具さんを2度絶句させた話もそうだけどw、松也くん愛されてるよねぇ。菊之丞さんが言うようにそれは松也くんのチカラなんだと思う。

 

菊之丞さんは願掛けみたいにゲームをずっとやっててもう相当な審神者レベルになってるらしいw 松也くんも最初からこれ1回だけと思ってやってないのでって言ってたし、新作も期待する!

 

4/5

公開初日㊗️東劇で視てきた!

 

はぁぁ…月の庭ええわぁ

紅梅姫様といる時の宗近は刀、

義輝様といる時は人になってる…義輝様!🥺

小烏丸と分かち合う、儚き運命…

 

あぁぁ…

仲間に見送られて義輝を討ちに出立する宗近の決意の顔🥺

 

腕の中で、真っ直ぐに義輝の目を見つめる宗近😭

最後に宗近を抱き寄せながらの義輝の笑み😭

 

「刀」の文字を切る最後に口の端でニッと笑う松也くんはズルい😍

 

同じ回を視てらした中井さんと長須さんに拍手を贈ることができた嬉しい🥰

 

『リア王』3/30 東京前楽

これで観納め。

 

わ、エドマンド冒頭から強いな。

初めての前方席で顔の表情がよく見えたからそういう印象を受けたのかな?今日の塩梅かな?

今までになく、不憫さ可哀想さよりも怒りを強く感じたわ。怒りを原動力として、悪…と言うか利己に走っていく人に見えた。

エドマンドが父に貶められるあの場面、オールバニーはちょっと苦しい顔してるのね。優しいんだ。と言うか、良識ある人。

使用人にも邪険にされてたねエドマンド…(椅子をぶつけられてた)

 

ずっと舞台上に"存在している"。

先日のアフタートークやスペースで、あれ100%エドマンドではないんだねと知れてちょっと救われた気分よ。エドマンドが目を見開いて全てを見てるって酷だなと思ったから。

 

決闘で流した血と共にいろんなものが流れ去り改心に至る…と玲央さんが話してたところも注視した。憑き物が落ちたように可哀想な悲しい顔になって「急いで!(リアとコーディリア殺害を阻止して!)」と言ってた。

 

あ、戯曲では、エドガーが乞食として父グロスターの面倒を見ていた話に胸打たれてエドマンドは改心した、そういう台詞があるね。その後のケントの部分と併せてカットされちゃってる。

やはりカットされている「だが、エドマンドは愛されていた。姉が妹を毒殺したのは俺のため。」という台詞も何だか切ないな。

 

そうだ、白い壁を最初に汚すのはコーディリアの✖︎だったわ。でもねーあの場面の頑なさと言うかあれは愚かとしか思えないんだよなリアもそうだけど。コーディリア「何も…」と言い淀んで俯いちゃうみたいな感じだったら分かるけど、萌歌ちゃんめっちゃ強くパシッと言うもんね。姉たちへの非難の気持ちが強かったんだろうけど。ああいう態度に出てもお父様は理解してくれる筈だと思ってたのが違ったのか。

 

そう言えば道化が、阿呆にはなりたくないけどリアみたいな「なんにもない」のはもっとヤダとか言ってたな。虚ろ、耄碌ってこと?

 

ラスト、オールバニーもハエを捕まえて、蛍光灯が全部パッと点いて幕だったね。

やっと正常な国の状態になったのかな。

 

自分自身や身近な人の老いに直面すること、我々の社会における問題としての"老い"、そういったことを考えてしまうね。

 

 

『リア王』2回目

3/19

初日前にプレレクチャーもあった朝カル「『リア王』を楽しむ」枠での観劇、松岡先生と玲央さんのアフタートーク付。大変良かった!

 

幕開け、諸侯たちが椅子に座って居並ぶ中に立ちすくんでいるようなエドマンドにハエの羽音。

エドマンドが父から貶められるシーンから始まるんだ。

とても緊張してるし、小さくなってる。エドガーはリラックスした感じでジュースとか飲んでるのに。

王と娘たちが登場してからは上手端っこでオドオド居心地悪そうにしてる。みんなに合わせてちょっと遅れて拍手したり。

 

エドマンドって舞台上にずっと居るけど、もっと虎視眈々としてるかと思ったらそうでもないんだよな。

でもあの眼鏡は"見ている"ことの象徴でもあるだろう。

 

エドマンド(冒頭、羽をむしる、コーンウォールと同時、の計3回)とコーンウォールが蝿を叩き潰すのね。若者。

 

そう、ハエを潰して真っ白な壁に最初に汚れを付けるのはエドマンド。

 

ん?嵐の中這ったり歩いたりしてるのはコーディリア?

あるいは集合体的に"娘"の幻影か?

あの嵐の光景ってリアの頭の中でもあるのかな。

 

父と兄の様子を見ているエドマンドも悲しかったし、憐れな老人2人を見ているエドマンド・エドガーもやるせなかったな。

 

老人2人のシーン、松岡先生は全シェイクスピア作品の中で最も感動するとこだって。今回は段田さん浅野さんの関係性も相まって余計に泣けるって。

 

エドマンド、ずっと目撃し続け獲得し続けたものが、流れる血と共に出ていく。そして改心に至る感覚だって玲央さん。ほぉ!

『お気に召すまま』の時に河合先生から教わったと言うキューピッドの矢と同様に、物理的な身体感覚を想像して心を動かしてるのかな。

シェイクスピアに一貫性はないけどねw(by松岡先生)

『お気に召すまま』の話題には懐かしくてニッコリしちゃったよ☺️

 

journey

 

Manzai-style

役者が正面を向いてお客さんに掛ける(という表現を松岡先生も玲央さんも遣ってた)ことが多い。言葉がお客さんに伝わりやすいというメリットになってるらしい。

そう言えば最後オールバニーの口上だと思ったけど戯曲ではそういう書かれ方ではなかった。あ、プレビューから変わって、その時エドガーは捌けずにその場の地べたに座り込んで項垂れてたね。そうだよね、これからこの国を背負って何とかしていかなきゃいけないのはこの2人だもんな。

 

エドマンドはメタシアター的、デウス・エクス・マキナあるいはそれこそあのハエのような立ち位置だってショーンからヒント貰ったと。

冒頭からあのハエを煩がっているんだけど、そのうち気にならなくなって、あれ?エドマンドが動くことでハエの羽音になってる?って感じだと。ほぉ。

(あのハエの羽音、大詰のあたり…決闘の前かな?で大きくなって戦闘ヘリみたいな音になってたような気がする)

 

エドマンド、玲央さんはイアーゴーと並ぶ悪役だと言ってた(一般的にそう言われてるのかな?)けど(そして両者の違いは最後に改心するか否か)、玲央さんのエドマンドは全然"悪人"には見えないよ。邪悪さをあまり感じない。むしろ可哀想な子で(それを言ったらイアーゴーもそうかな)。冒頭から予想以上に、怒りよりも哀しみを感じる。そこらへんの加減ももしかして日によって違うのかもだけど。

企みを実行してるというよりも、状況があれよあれよと転がっていつの間にかエドマンドは全てを手にしてる。(爵位も女も)

捌けることなく全てを目撃してるエドマンドは、でも決してストーリーの真ん中ではなくて、舞台奥の方でジッとしてる姿が所詮は蚊帳の外なのかな…とも見えて哀しくて。

全てを目撃させるのってさ、ちょっと酷だよね。ツライじゃん…

エドマンドを演じて、エドガーのことを愛しいと感じたって言ってたよ。そんな愛憎もあるんだからやっぱりツライじゃん…

あ…『教誨師』思い出しちゃった…見ること…

 

そうそう、グロスターの登場っていつも笑えちゃうのよねって松岡先生。確かにあの口笛吹きながらのとこは笑っちゃうし、最初のシーンでもそう言われればフランス王たちを呼びに行ってる間に国家が崩壊してるw(何が起きたのかリーガンに教えてもらってるw)

 

リアもグロスターも、自分の子に対して信じられない嫌な言葉を浴びせるクソジジイだよなってとこはどうしても気に留まる。ほんとクソジジイがのさばってんのマジ嫌!って思う。蛍光灯はもうチカチカしてんのよ。老い。それに気付くのはたぶん怖いことなんだと思うけど、認めずのさばる老人にはなりたくないなぁ。

 

 

三月花形歌舞伎

南座に来たよー!

ん?劇場の匂い?お香?

全体的にコンパクト。幕開いてビックリの近さ!花道も近くてウヒョー!だった😍

 

まずは桜プロ🌸

口上はけんけん、客席から元気に登場。

歌舞伎はパンク!

 

「油地獄」

なにー!?与兵衛ってこんなかわいいの!?

これだけの男前、情けない仕草も可愛くてキュンだし(頬杖とかあざとい!)、これうまく使えばいろいろ上手くいきそうなのに…

"複雑な家庭環境"もそうだけど、あざと可愛く生きるという選択肢が無かった与兵衛のプライドの高さって言うか"脱構築できなさ"って言うか…

3度目の花道の登場の凄み…美しかった…青い照明もよき。

え?どこでスイッチ入るの?と思って見てたけど、あぁ…自分の真心が伝わらないってとこなのかなぁ。その後お吉が娘の名を呼ぶのを聴いて更に狂気を増し残虐になっていったよね。

最後の花道引っ込み、震えて足取りもおぼつかなくて…その前2回のイキった引っ込みとの対比よ。

ため息も喘ぎも聴こえる近さ😍

千壽さんの小菊とのやりとりもキュンキュンだったなー🥰

櫛の歯が折れたり立ち酒したり軒菖蒲が落ちたり…ゾワゾワするね😱

お母さんのちまき切なかったな…

あ、殺し場は義太夫なのすごいいいと思う!音楽で緊迫感あったなー。

そうだ、刀から手が離れない描写って「伊勢音頭」でもあったけど、『タージマハルの衛兵』思い出しちゃうなーw

 

「将門」

ひゃーガマガエル!

スッポンからの登場目の前だったしウォーッてなった。お香の匂いこれか!

最初にスッポンから覗いた銀色のおしべみたいなやつ水気って言うの?滝夜叉姫の周りに浮かんでいるような蝋燭の演出とても素敵。

けんけん勇壮にしてるんだけどなんだかかわいいんだよな。踊りの動きはキレが良くて綺麗で気持ちいい。ラストの舌出し?パンクだったね!

滝夜叉姫と花四天(まつ虫くん隆松くんご活躍)のシーンでは、つい先日のアレを思い出しちゃって🤣

最後は幕外、スッポンから(さっきすんげぇリアルな質感のデカいガマガエルがスッポンに溺れるようにして消えていったんだよね)平安装束の滝夜叉姫が現れてンフフって妖しく笑いながらすごいたっぷりたっぷりと花道を引っ込んで行った。

けんけんが口上で「傾城の誘いに乗ったり乗らなかったりする」って手引きしてくれたの助かったよ。

あぁ古御所が崩落するの大掛かりで面白いね!

 

翌日、午前の松プロ🟢

 

かずくんトーク上手!大雨の中足を運んだお客さんを気遣ってくれて優しいし☺️女方でのトークもいいね〜

 

「河庄」

はーちゃんお兄ちゃんめっちゃいいじゃん!

はじめての廓にドギマギしてる感じ、侍に化けてて刀の扱いが不慣れな感じ、話を聞いてる時の細やかな表情、弟への愛情、すんげぇいい人、けんけんとのワチャワチャも笑えたー😆

かずくん小春かわいい

あ、あとね、菊三呂さんのお内儀がすごい良かった。慈愛。

千壽さん千次郎さんのワチャワチャはほんまもんの上方の空気だねぇ。はーちゃんも一緒に楽しんでる☺️

けんけん治兵衛の陰鬱な花道の出は"魂抜けてとぼとぼうかうか"なんだね。

丁稚の吉太朗くんも可愛かった💕

心中に向かう橋づくしとかあるのかと思ってたらそこまでいかないんだ。3人それぞれに苦しい表情がたまらない幕切れ。

そうねー曽根崎心中もそうだったけど、シリアスな話なのにコミカルな場面を挟んでくるとこが上方らしさなのかしら。

 

「将門」

やっぱはーちゃん断然男ぶりを上げてる!

けんけんの踊りの気持ち良さに見劣りしちゃうかなって昨日ふと心配になったんだけど全くそんなことなかった。

姿(鬘も似合っててカッコイイ)、表情、雰囲気、迫力、惚れ惚れ見ちゃった。

かずくんも、はーちゃん相手だと思いっ切り妖艶になってる感じする。

最後は光圀テラス?(下手側)滝夜叉姫屋根の上(上手側)で相馬の赤旗翻して幕。ガマもスッポンから消えないし、昨日の方がひとひねり効いてて面白いかも。画としてバッチリキマッてるのは今日のだね。

 

なんか、はーちゃんに惚れ直した南座遠征になったなー🥰

 

 

 

PARCO 『リア王』

プレビュー初日㊗️

 

NTかシャウビューネかと見紛うスタイリッシュさ!

幕開いた瞬間、美術と衣装と俳優たちが居並んでる感じにおぉーっ!てなったな。

 

ブルオレ思い出すウォーターサーバー…今回も青く不穏に光らせてた

OHPとか懐かしいな

あと、コピー機

 

蝿が飛んでたね

 

蛍光灯チカチカ

 

壁が上がってすごいだだっ広いほぼ素舞台を役者のみで埋めてるの凄いと思う。

1階後方から見た全体の画が素敵だったな。リーガン?が背景的にズルズルと這ってるのとかも。

台詞と存在で勝負してる感じ、見応えある!

なんか宙吊りになってる木(根っこ付き)が1本あったな。嵐で揺れたりするのかな?と思ったけどハズレw

 

玲央さんずっと舞台上にいるじゃん狂言回し的な。壁の落書き(画才も活きてる?)も良いしジッと座って鋭い目で状況を眺めている佇まいもすごく良い。後半あんなに舞台奥に居ても存在感がある。

主演ではないにしてもプレイハウスの0番に立つ姿がしっかり似合っててね、なんか、わぁ…って思ってグッときちゃった。

声は言わずもがな良い。

『夢の裂け目』の時のツイート思い出しちゃってね☺️

https://x.com/reo_tamaoki/status/1010662859842281472?s=46&t=Ij9N8yXBMbJxtfcIX4572Q

 

前原さんまた自転車乗ってたw

秋元龍ちゃん久しぶりに観たけど発声がものすごく良くなったなぁ!

萌歌ちゃんの歌とてもステキだった

 

最後にまた壁が下りてきて死者と生者を隔てる。そして更にエドガーとケントが去った後客席へ向けて盛さんが締めの口上。

 

松岡先生のプレレクチャー聴いといて良かったかな。作品の面白がり方がわかった気がする。アフタートークも楽しみだー

 

 

三月大歌舞伎

3/4昼の部

 

寺子屋

えーと朝イチ何だっけ?…わっ寺子屋かよヘヴィーだな…って始まったw

戸浪に新悟ちゃん。なんかねぇ新悟ちゃんの女房役すごく好きだなぁ☺️

うわぁ千代の梅枝くんに震えた😳最近私の中で梅枝くん爆上がり!

後半ずっとものすごい緊迫感だったな…

菊之助さんの松王丸、辛さ悲しさがめちゃめちゃ伝わってきたわ。

今まで「こんな時に桜丸の話する!?💢」って思ってたけど、そっかあれは小太郎と言って泣くことができないからなのね…ツライ😢

千代が泣くのを嗜めるのも見てて苦しいんだけど、源蔵夫婦を慮ってるんだよね。

"泣き笑い"も辛く悲しかった…だって小太郎がうっしーだし😢

源蔵と戸浪、悲しいんだよな…この、下の身分の人が絶対に上の人に及ばない、と言うか、めっちゃ悩み苦しんでるけどそもそも上の人のコントロール内であったよ、っていう感じ。(すし屋とかもそう)(でもまぁ松王丸のした事だってもっと上の所で意味があったのか分からないし、あんなことするしかない時代の価値観とか体制とかやっぱりそういう話にはなる…)

萬太郎くんまた赤いやつだったな。似合う。ホント聴きやすい良い声。引っ込み前の台詞(己が危なくなったら主君を斬っちゃうんだねーとか言うの)が憎たらしいよね。

松王丸と千代が脱ぐと白装束だったのも胸に来るわー😢そしてあんなお焼香するシーン(野辺送り)あったっけね😭首の無い子に経帷子を着せて駕籠に乗せてね…

千代が文箱から出したその経帷子を赤子のように抱くのたまらんかったな😭小太郎が別れ際ことさらに後を追ったという話とか😭その話があるからさ、斬られる直前は笑っていたというのも余計に苦しい😔いや、松王丸を気遣っての源蔵の作り話かもなとも思うけど。本当はとても悲しい顔をしていたかもしれない😔

小太郎くん、短い人生の最後に同年代の子たちと楽しく遊べたかなぁおちょけた涎くりを見て笑ったりしてたかなぁ😭

お焼香の時とかに、戸浪と千代の間に流れるものが感じられたよね…苦しい😔

あ、涎くり鷹之資くんと橘太郎さんの親子微笑ましかった。犬のデコピンの人形買うてやるってw この演目唯一の癒しポイントだよなと思ったけど、松王丸小太郎親子との対比を感じるとまた悲しくなる😔

ほぉ、源蔵の花道の出のところは"源蔵戻り" とかやってるんだ。熊谷みたいな、沈痛な面持ちの出だね。(見えなくても分かる!)

うん、愛之助さんも良かったよぉ😭

 

「傾城道成寺

維盛を助けた2人のうち廣松くん?いい声。

雀右衛門さんて可愛いよなぁ。

おぉここで菊五郎さん!

亀三郎くん声も形もすごく良い!

先代雀右衛門さんの追善。先代は80代でも若手を相手役に可愛い娘役が似合ってたってすごいな。

 

「御浜御殿綱豊卿」

このタイプの歌舞伎は正直あんまり好きじゃないんだよねぇ…

"侍心"ってのが微妙だしさー

にざさまの緩急は凄いと思った。

孝太郎さん良い声。

序盤に登場してにざさまに「変なヤツ」みたいな視線をくれていった子どもは大晴くんだ☺️

にざさまと幸四郎さんが組み合ったシーンで桜の木から花びらが降ってくる演出おもしろ(ちょいダサ)。

はーんやっぱり昭和に書かれたやつだわね。真山青果「元禄忠臣蔵」ってこれなのか。

昭和に書かれた"侍心"の話って…わりと嫌。演出家は真山の娘でバリバリ新劇の人だ。

孝太郎さん(はーちゃんの油地獄稽古に付き合ってくださってありがとうございます🙇‍♀️)が筋書で仰ってたけど、後の江島生島事件に繋がる御台様派と月光院派…の感じもちょっと見せてるんだってなるほど。

 

 

3/5夜の部

 

「伊勢音頭恋寝刃」

楽しそうに追っ掛けっこしてるかしょさんに会えて嬉しい☺️

菊之助さんこんな雰囲気も出せるんだなぁ…どーしょーもないダメ男!家老の息子なのに探しに来た青江下坂を質に入れて遊んでんのダメすぎでしょいくら新悟ちゃん遊女が綺麗でも!てかこの痛ましい事件の元凶じゃん💦

彦三郎さんホント美声。正直正太郎なんて変なヤツなのにw

橘太郎さんもはやファンかも!脇役として引っ張りだこなのわかるわ。

しかしまぁ陰惨な話だね実話ベースか。

鞘で打ったつもりだったのに青江下坂は切れ味が凄かったんだね、鞘ごと万野を斬ってしまったというのは面白い。

で、ラスト何?貢は捕まったりしないの?侍だから?青江下坂と折紙を取り戻せて良かったねみたいなことになってんの?

こういう事件が脚色・美化されたり油屋が観光地化されたりするのはなんか嫌だよね。

へぇ、"ぴんとこな"って言うんだ貢みたいな役柄は。

愛之助さんの上方言葉はやっぱり心地良い。浪花鑑が楽しみだよ

魁春さん万野の憎たらしいこと!

雀右衛門さんやっぱ可愛いな

強烈なやじゅさんお鹿!と、あれ横目で見てどんな気持ちしてるのかなぁシラッと座ってるけどwなんて思っちゃう新悟ちゃんw

 

「喜撰」

あぁハッピーな気分になって打出し🌸

子どもたち(亀三郎くんやっぱ良い。大晴くんも小さいのにすごくしっかりしてる)もだけど、後ろで見守るパパ&お兄さんたちが素敵だよぉ

彦三郎さん亀蔵さん兄弟尊いし、ニッコニコ萬太郎くん種ちゃん🥰あらっ大ちゃんも☺️

 

 

くちびるの会『猛獣のくちづけ』

おろシェで観た人たちがペヤングペヤング言ってて気になってたんだよなー。今回はその時からだいぶ加筆されたらしいけど。

 

孤独とか承認欲求とか生産性の無さとか言ってたけど…

こんなに苦しい思いをしてまで人間でいつづけることに意味があるのか、って。嗚呼…

 

ワニになっちゃってなーんも気にならなくてラクそうな人たち…思考停止だよね。でもそれがラクだってのもめっちゃわかる。救われたっていう見方も。

 

中島みゆき「ファイト」が聴きたくなる精神状態ってめっちゃわかる気がするよー。

 

人には物語が必要だよねっていうことかな。

壮大な宇宙のことなんか所詮わからないけど、小さな及第点見つけて、意味なんて勘違い上等で、生きてく。

 

山本タカさん、人間へのまなざしが優しい人なんだな。

この作品は人間賛歌だって言ってた。

 

アフトに玲央さん。おろシェが6年前だなんて驚愕😅

最近の玲央さん綺麗だな。

演劇への、劇場に集うことへの熱い想いを聴けて嬉しかった。

OFF・OFFシアターの濃密さ、確かに良かった。

 

近所のカフェえくぷりのコーヒーチケット付なのも嬉しい。芝居の後に美味しいおやつとお喋り…こんな時間に人生の素敵が詰まってるよね。

 

ワニ、荒々しいのは海外に売られて革にされて、大人しいのは熱川バナナワニ園に行くって…相川さんがタカヒロ革にされちゃう心配してる傍で小須田くんが「熱川…」って項垂れてたのなんかツボっちゃったw

 

あ、くちびるの会のサイトに

「世知辛い世の中を、生活者な視点で見つめ、思考の飛躍と現実の曲解で以って、なんとか生きやすくするために、作品を創作。」

って書いてあった。

 

現実の曲解かぁ面白い!

物語があるから生きていける。

物語にすることで、面白く生きられる。

 

そうだ、懐かしい『みみばしる』のチラシコピーに「人生なんて全部勘違い」みたいなのあったねそう言えば😳