死者の声を聴く話だった。平家物語にチューニングされていたところへ、強烈だったわ。
真の言の葉の、なんたる強さ。
演劇賛歌なのかな?と思ったけど、違った。むしろ逆だ。無力さ。
どんな虚構をも凌駕する、リアルの言の葉。
真の言の葉は何処にある?
本物の言葉を発せられるようでなくてはならんなぁと思ったわ。
山中で、誰にも聴いてもらえない言葉は、言葉ではないのか?無かったことになってしまうか?
野田さんがシェイクスピアとして自分の言葉を言ってるなーと思ったよ。
日航機墜落事故の時3才だったって、年齢的には橋爪さんじゃなくて一生さんなんだよね。この配役の意図は何だろう?
いやいや凄まじかったな…ボイスレコーダーのパートは。
がんばれ!
頭を上げろ!
息子に残した言葉ではなかったけれど。
へぇ…パンフに書かれてる角田光代さんの文章が、私と逆のことを言ってて興味深いな。舞台上に作り出される「現実」が私たちの知っている現実を凌駕する、って。
フィクションとノンフィクションを、リアリティとリアル、と言っている。
なるほど。
戯曲読もうとして1行目で橋爪さんの配役の謎がいきなり解けた。これ2051年の話なのね。
…あ、でも戯曲では「永遠プラス66年」て言ってる。てことは、上演では2021年設定なのか。