J’aime le théâtre♡

観劇日記。

EPOCH MAN『我ら宇宙の塵』

思ったとおり俳優が最高だった。これはあまりに俳優が良いだろうと思ってチケット取ったんだ。

ぎたろーさん素敵。異儀田さんも渡邊りょうさんも素敵。のびえさんも、もちろんみっちーas星太郎くんも!

「英国でやってそうな演劇」っていうのもなんとなくわかる気がする。パペットとかLEDとか、NTLiveで見たことあるような(というのが褒め言葉になるのかは疑問だけど)ってのもそうだけど、なんて言うかもっと、フラッと立ち寄ってちょっと立ち止まってこういうこと考えるのをごくカジュアルにする場所として劇場が機能してる感じが、かな。みっちーも「演劇がもっともっと身近な娯楽になりますように」と言ってるね。

 

ぎたろーさんの平家さんめっちゃ素敵だった。消えてサッパリ無くなりたいよ。ドレスコードレスで参列者がみんな笑ってる葬式や骨にウケてる斎場もいいよな。

 

星太郎くんすごいな。考えて考えて考え尽くして自分で答えを見つけてる。それで自分が納得するだけでなく、周りの人をも動かしてる。大事なことだな全然できてないけど。自分の言葉を持つことだな。

 

パペットの星太郎くんは開場中から舞台の真ん中に横たわっていて、その姿勢がリアルにクッタリしてて正直ゾッとしちゃうところから始まったけどね。顔も決して可愛くはなくてちょっと不気味で。でもその表情が絶妙だったのかも。操り方(文楽とも違うし靴に乗っけてた)・みっちーとの一体化は面白いアイデアだなぁと思った。単にあの役をみっちーが演じるよりもたぶん良かったんだろうな。ラストでは星太郎くんの頭に手を置くみっちーお父さんに見えたよ。よく見たらポスターもそうだね。

LEDはまさにプラネタリウムだった。あの吸い込まれるような感じ。

 

なんかすごく、劇場で佳き時間を過ごしたなぁ…っていう感覚が残った。

そう言えば、魂の重さ20gの話が出てきたね。どんな形状かって話とか。イキウメ思い出したよ。

パペットとみっちーは、星太郎くんの身体と魂なのかな。あるいは、みっちーはお父さんとしてずっと寄り添ってたのかな。