ひゃーまさに昨日のエリザの続きだったじゃん。ウィーンにうっかり延泊した感じよ。
昨日フランツ「私の帝国内において諸民族は平等だ」って言ってたじゃんね…「皇帝は甘い!」とか民衆に言われちゃってさ…
帰り途の鼻歌はどうしたって♪美しく青きドナウになっちゃうけど、これがまた観劇後の暗澹たる気持ちにそぐわな過ぎて更にグッタリくる。
えっ?レオの子役ちゃんと八頭司くんめっちゃ似てない!?舞台上の同じ位置で回想するのズルい。手のケガを処置するシーン、目の前だったからな。本筋の脇で、叔父さん小さい声で「ママの顔見てて」とか「♪森の木陰でドンジャラホイ」
(え?)とか言ってんのも聞こえてて、むしろそっちの方がすごいリアルにそこで起きていることに思えてたから。
西さんが辟易してた"翻訳劇口調"では全然なかったからかな、そこは。
家族の風景はズルい。
大広間のあちこちでいろんな会話が同時進行して子供たちが騒いでたりしていかにも親戚一同の集まりらしい1場、クリームを食べちゃう那須さんおばあちゃんサイコーだった。開演前に瀟洒な調度品の静かな部屋が見えてたところに暗転後パッとあんなに大勢の親族たちが現れて一気にいろんなとこでお喋りが始まってうわぁって思った。
岡本玲ちゃんやっぱ自分でピアノ弾いてたんだね!すごーい♪
あ!そっか!フリッツと"市民"(ゲシュタポとかじゃないのね)木村了くんじゃん!魅力的だったし憎悪を一手に引き受ける役!凄い。
こりゃパンフと戯曲読み甲斐があるぜ。
美術がほんとうに素晴らしかった。何本ものそびえ立つ円柱、美しいシャンデリアやソファ。この壮大な物語に相応しい、大きな大きな舞台空間。9列まで客席潰してるんだよ!やっぱ乗峯さんだね。舞台ツラにあしらわれた草花でリチャⅡを思い出したよ。舞台と同レベルの最前しかもセンターで堪能できて幸甚。あの奥行は歴史が過去から連なっていることをも感じさせる。
あぁ衣装も素敵だったね前田文子さんだ。
これマジ必要😅
LEOPOLDSTADT | By Tom Stoppard