J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『エリザベート』

あぁ懐かしい。気負わずに観るんだ今年は。

 

「最後のダンス」の後、トートがんばれ!って思ったよw 恋路を応援したくなった。今日はゆんトート。

 

「愛と死の輪舞」をトートひとりで歌うことにイケコ先生が拘るのなんか分かった気がした。なるほどこの作りならそうだ。恋をした男の子。手強い相手にあれこれがんばって挑む。結構ひとりよがり。特に最初はほぼストーカーだよね。

 

ハンガリーで久しぶりにシシィにあったトート、振り向いてもらうためのちょっかいで娘を死なせるなんて迷惑な奴だ。

 

涼風ゾフィー様モーレツでコミカル味あるよね〜

 

まりおフランツ好きよ。硬質。

ほんとなんで結婚したんだ😓

「あなたがいれば」の時からしてお互い自分の話しかしてないし相手のことを理解しようともしてない。

 

麻璃央ルキーニ若々しくエネルギーに溢れてて革命家寄りな雰囲気。まぁ幻影幻聴は許し

てくれ

 

芳雄トートの幻影幻聴もあるけど、ゆんトートはそれはそれで面白い。

ホントすごい頑張りながら必死でアタックしてる。

 

2階センターからの眺めは婚礼シーンとかサイコーだったけど、三重唱も何気にいいぞ!トートとフランツを翻弄しながら真ん中で燦然と煌めくシシィだった!

 

いや、お花様以前より若く可愛くなってないか!?歌も前より声が出てるような気がする。

 

「私が踊る時」

勝ち誇ってるシシィだけどそれは帝国の滅亡というトートの筋立てでしたねトートは一所懸命それを言ってるけどシシィにはわからない。

 

甲斐ルドデカい!縮尺がバグるけど闇広サイコーやった😍やっぱこの曲は格別にドキドキしてぶちアガル〜!

そう言えば縮尺がバグるのは麻璃央ルキもなんだけどね仕方ないよね見慣れた人と違うから😅考えたらわたし成河さん以外のルキ観るの初めてじゃん。

 

ルドの葬式で死を求めたシシィをトートが拒んだのもなんか今まででいちばん納得できた気がした。だよな、トート、そんなんじゃな、って肩を持ちたくなったわ。

 

2階から観る「悪夢」もサイコー

いやしかしフランツの生涯はきっついよなあの悪夢を見ながらずっとだもんな。あれに耐えて正気を保てるんだから強いよ。

 

悪夢からのルキーニ良かった。成河ルキが見せたみたいなオドオド感は一切なく、怒り革命を夢見る青年だった。

 

ゆんトートやっとシシィを手に入れたけど、シシィからガバッとキスされて呆然だよね、あれは。

最後まで「俺だけにー」と歌ってるけど、シシィは相変わらず「私だけに」と言ってるし、結局彼女は誰のものにもならなかった。

 

これは彼女の不幸な点だと思うけど、シシィってホント人の話を聴かないよね😓

 

しかしまぁよくできてるし面白い作品だよこれ。全編面白い。最初から解像度高く観れてるというのはあるんだけど。

歴史がものすごい見えたなー。革命家たち、ルドルフの苦悩、ハプスブルクの旧態。

国が滅亡することってあるんだよなとか思ったよ。気づかないうちに死が忍び寄ってる。今の我々の社会、日本だって。とか思っちゃうよね。渦中にいて気づいてないだけかもしれない。いやマジで。

そう言えば章平くんが「今日こそ革命!」みたいなツイートをよくしてたり、ゆんやTDたちが「今日は2回ほどハプスブルク帝国を滅ぼしてきまーす」とか言ってるのを見掛けたせいかしらと思ったりしたけど、もしかしたら稽古場でそういう視点を重視して作ってきたのかもしれない。

 

忍び寄る死をはねつけてやる、人間は決して死に支配はされない、そんなことをイケコ先生は思ってるのかもしれないなと思った。

 

あら、そして日付変わって10/19はルキーニが首くくって死んだ日ですって!