がっつり2本立て!
わぉ父の肖像画が松也くんだw
トムって狂言回し的に語ったり見ていたりもするんだっけ。(下手でジッと見てるルキみ)
松也くんの"語り"の力をまた感じた。
そっか、追憶の劇…
ガラ動はやっぱ大嫌いやけどな。
タンゴ!
わっ!トムも!…ジムへの思慕をこんなにも情熱的に見せられてゾクッとしてしまった。
母と姉を包み込む、松也トムのハグの大きさが素敵でハッとしたよ。
あゝ…愛があるんだな…って、素敵だけど、哀しい。
ジムひでぇよな。
その直前まで、あまりにも素敵なひとときだったから…
ジムの、過去の栄光も切ないけど。
ドアを出て行ったジムはとても哀しく肩を落としていたよ。
街は賑やかな明かりで溢れているのだから、消してしまいなさいローラ。そんな灯は。
これは2本立てで観れて良かった。
消えなさいにはガラ動の中の台詞がたくさん散りばめてあるのが分かったし、
この配役のお陰で、トムの哀しみが葬儀屋(実ハ探偵)に乗っかって良かった。
あ、ガラ動で楽隊とトムが黒いこうもり傘をさして現れるところは別役実オマージュなんだね。電柱も?
でもな、余計に哀しいよな…ガラ動は、トムが出てってテネシーウィリアムスになれたんなら良かったよねって思えることが唯一の救いなのに。
「待ってるなんてバカ!死ぬなんてもっとバカよ!オホホホホ」って『パンドラの鐘』のあっちゃんタマキみたいに高笑いしたい。
砂に埋まるなんてバカ!掘り出してもらおうなんてバカ!
(ポスタービジュアルの下の方、全然気づいてなかった…)
開演前に昭和の歌謡曲かかってるし、えりさんだし、紀伊國屋ホールだし、日本の家庭の感じしたよね。アマンダのイメージは結構違ったな…嫌いなことには変わりないけど。
ガラ動は脚本に結構手が加えられてる?意外とそうでもないのかな?長さの調整早回しwはあったね。えりさんの上演台本なんだ。
あ、パンフ読んだら…バリバリえりさんの体験と繋がってるんだね。
何気にえりさん初めて観たんだよな。
流石、惹き込まれる。歌も素敵だった。
そうそう、歌うんだよ!
ラスト松也くんとえりさんのデュエット、なんかグッときた。
松也くん、ソファの座り方とか可愛いんだよねー。タバコ吸うけど決してカッコよくないし。可愛い息子ではあるけどさ…端から見ればキモい家庭でしかない。日本家庭っぽく見えるから尚更だよね。欧米人だと目上の女性とか母親に対する礼儀みたいなとこでちょっとは補正されるけどな。
終演後にお茶してのんびりしてたらあら?こんな時間?って考えたら上演時間が長かったのだった。正味で3時間半あったんだ。意外と感じなかったな。
んーこれは、松也トムのジムへの思慕の表情を追いたいと思っちゃうし、音楽ももっと聴きたくなっちゃうし、他のローラとそれに対する松也くんも観たくなっちゃうから、もう1回くらい観ても良かったかもねー。