J’aime le théâtre♡

観劇日記。

ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』

うーんやっぱりミュージカルを作るのって難しいんだね。すごくたくさんのそれこそ「才能」が結集しないと傑作はなかなか出来ないんだろうな。

 

アッキーが茶目っ気のある悪魔アムドゥスキアスなのが面白かったし高音が綺麗で圧倒的歌唱だったのと、畠中さんがとにかくええ声だったのと、たーたんさんがアッキー悪魔をタジタジにするのが良かったのと、紗穂ちゃんのエリザ・ボナパルトがスケバンみたいでカッコ可愛いかったのと、アッキーと紗穂ちゃんのデュエットが声質合ってて良かったのと、ばっちの腰が細くて脚が長くてカーリーロングヘア(しっぽの時も♡)が眼福だったのと、戸井さんの楽日挨拶が熱くて(苦労の多いカンパニーだったからねぇ)グッときたのとって、まぁ楽しみどころはあったんだけど。

 

「十字路の悪魔」というのは面白いモチーフだなーと思ったんだよ。戸井さんも言ってたCasa Nostalgiaというのと、Encoraは印象に残ってる歌詞。(Encoraはメロディも綺麗でばっちの声にも合ってて印象に残る楽曲だった)

ここら辺の発想から、もっと違う、現代的な物語だって作れそうなのにね。原作/脚本/作詞/演出 藤沢文翁さん、作曲/音楽監督 村中俊之さんによるオリジナルミュージカルということでキャストも良かったし期待して観に行ったんだけど、なんだろなーせっかくオリジナルなのにあんまり新しい感じしないねって言うか。

楽曲は不安な気分にさせるものが多かったなぁ。パガニーニの演奏をダンスで表現するというのはなるほどね。

なんかちょっとアドリブ気味?で笑わせようとするのは中途半端で反応に困った。でもアッキーだけはマジメにヘンだから笑っちゃった(アムちゃん!?)w

 "音楽の悪魔"という存在がこれだけハマるのはアッキーだけよ。トート閣下みたいな帝王感と言うより、妖精みたいな座敷童子みたいな感じになるけど!