J’aime le théâtre♡

観劇日記。

ミュージカル『メリー・ポピンズ』

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やっと観た!

素敵だったぁ〜〜〜✨💓

歌、ダンス、スペクタクル、仕掛け、テンポの良さ、登場人物誰も彼もチャーミングで、キャスト最高で、え?これ非の打ち所のないパーフェクトなエンタメじゃない!?

もうずーっと耳福&眼福でニコニコウルウルしちゃってた。

許されるならヒューヒュー言って盛り上がりたかった!

 

めぐさんと小野田氏ったら半端ない信頼感・安定感。

めぐさんのダンスがまたSo cute❤️

小野田氏の歌が上手いのは自明なんですが、しかし内藤くん歌うまいな!歌い上げたりソロの見せ場があったりするわけではないんだけど何故かひしひしと感じる歌ウマ。ビジュアルや芝居がとびっきりチャーミングなことは言わずもがな!

やまじぃ可愛い〜☺️

なんか独特なイントネーション?と思ったらエリアンナちゃん!めっちゃ楽しそう♪

歌穂さんの2役も味わい深いよなぁ。ミスアンドリュー怖い!けど可笑しさや愛敬もちゃんとあるから。

めぐさん歌穂さんのデュエットたまらん。

 

いやマジで、まぁ目を瞑るかってとこがひとっつもないのって結構凄い。

とにかくキャスト全員巧いって凄い。危なっかしさみたいなのが微塵もない。見せ場が多くはない役にすごく技術のある俳優を起用してるの凄いよなぁ。やっぱ作品(公演)のクオリティってそういうとこだよね。

 

めぐさんサイコーにメリーで、目の前に飛んできてくれたの嬉しかった☂️鳥小屋に吸い込まれていく直前に見えた足がちゃんとメリーの形になってて感動したわ。

 

物語は、父-息子がじんと来るねぇ。

ネーレウスも効いてる。

女の子は蚊帳の外っぽい感じなのは作品が書かれた時代がそうだったからだと思うけど、「女だから」と遠慮するウィニフレッドに「何でもできる!」と言う辺りとかでそこは現代にアジャストを試みてるかな。

 

罰ではなくお砂糖1杯とか、お互い大切にしなきゃとか、カネ転がしではなく人間によって発展する産業とか、チクリとするテーマもたくさん散りばめられている。

メリーは彼女を必要とするおうちへまた飛んで行くのかな。みんなメリーが居なくても大丈夫になればいいのに。そしたらメリーとバートはずっと一緒に居られるようになるんだよねきっと。メリーだってバートと握手して手を取り合っていられたら幸せだろうに。

 

パパの変化が沁みるよなぁ。割れた花瓶から昔自分で隠した星?を見つけた時とか。鳥おばさんを多分初めて(通勤路にいつも居るのに)気に留めて6ペンス?をあげた時とか。

町工場の人に融資することを決めた時の感じも良かったなぁ。やまじぃ厳然とした父親・夫・仕事戦士な姿も、無意識に圧し殺してる心根が垣間見えるところも、揺れるところ、少年が出るところも、とても素敵。

そうそう、いけすかないドイツ人はタンタンさんだった!

 

舞台美術すごくワンダーだし色彩も美しくて素晴らしいバンクス家はドールハウスみたいに折り畳まれてるのが展開されてきたり、銀行のセットは柱が斜めに描かれてて面白かったね。メリーのカバンからおっきな物がどんどん出てくるのも楽しかった。公園やスパカリのシーンの鮮やかさ、ロンドンの街並み、星のキラキラ、すべてが忘れ難い。

 

大貫バートのダンスも観たかったなーっていうのはあるけども、渾身の1回として今日は大満足。いやはや楽しかったー💕

 

ふと思ったけどね、N2Nもそうだったけど、なんかperfectって簡単に言うなぁ、って。

そっか、自分についてperfectと言うところにちょっとビックリしちゃうのかな。

「完璧だ」って日本語の感覚だと、"状況・環境が(偶然)うまく整った"という時だったり、自分に使う場合でも "為すべきことを全て為したこと"を褒める感じじゃない?

「私は◯◯を完璧にやり遂げた」は言うかもしれないけど「私は完璧だ」ってあんまり言わないような気がするし、もし言うとしたらすごく限定的なコミュニティ内で王座に居る人なのかなーとか単なるナルシストかなーって思わない?

そっか…perfectって「最適な」なのか。perfect for youは「僕は君にピッタリだよ」「僕たちはお似合いだよ」くらいの感じなのか。あらちょっと気楽。

メリーも「私はあなたたちのナニーとしてうってつけよ」って感じか。英語歌詞読んだら何となくサウンドオブミュージックのI Have Confidenceを思い出したけど、そういう"自分を鼓舞してる感じもあるのかな。

そうね、自分をperfectと称することって、決して"他人の評価や批判は受け付けませんということではないんだな。「私は完璧」って言うとどうもそんな感じしちゃわない?

で、N2Nでもメリポピでもそうだったけど、日本語で「パーフェクト」と言うと「完璧」の意味で捉えちゃうよね。

I’m perfectは割と一般的な自薦のフレーズなのかもしれないね。

あーこういう思考おもしれぇ。

わぁI’m one perfect accomplice who never betray youとかもちょっとこの観点で考えると面白いかも!?