すっごいいろんな引っ掛かりの断片があった気がするけど総体として何を観せられた!?って感じだし言葉にできねぇ。
わからなくて気持ち悪いけど、決して退屈はしないし、ひとりよがりを見せられてる不快感はないんだよな。
部屋。閉じ込められてる。
変な角度のドアが一つだけ。そこから入ってきたキャスト全員、最後までずっと舞台上に居る。
空鳴り。
割れたペローニの瓶。脳内にあった破片。拾い集める。
貫通させる手品。隙間。
手品にはタネがあるというところで思考停止すること。
タネも仕掛けもない、最初からあるシステム。解像度。スカスカなのが見える。
人間が作ったシステム。
気持ち悪い世界が見える。もらいゲロしちゃうくらい。
無。闇。
気づいたらそこに居た三太。
「物心ついた時から」
記憶。書類・法律。vs記憶の集積?
想像力。手すり。
物質。
物質が無いのが「無」か。そこに想像力で手すりを出現させ、なんとか立つことができる。
芽衣は見えないのではなく、無が見えてる。寺泊と同じように、見える目を持つようになった。
そうか、ふたりして道を外れたのか。
劇場で闇に包まれた体験。何かが見え始める時の感覚も含めて、あれは劇場でしかできない体感だなぁ。
準備ができたから出て行こう…死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…
17歳のお母さん(おばあちゃん)。
妻をどのように認識していたか。
寺泊さん?寺廻さん?テラ?
山鳥さん?山崎さん?メイさん。
日の出?
どうせなら美しいものを作ろう。
無を届ける宅配。誤配。思いがけない出会い?
今朝録画を視た100分de名著「華氏451度」の内容も重なるんだよな。
脳内に破片が出現というところはフォレを思い出してヒャッてなったし、寺泊が瓶の破片を拾い集めて繋げようとしてるのもダグラスの父と重なっちゃって。
わわわっ…実存主義…サルトルなの?そう言えば『出口なし』の部屋と重なるね…
「まなざし」とか。
「実存が本質に先だつ」
人間はペーパーナイフじゃないのか。
即自、対自、無。
『嘔吐』という著書もあるのね。
日常…偶然的な実存existence
⇔ 物語・音楽など…必然としての存在etre
アンガジュマンengagement
そして、リトラルの戯曲『沿岸』を読んでて、もしかしてこの世界観てフランス語圏の現代人に結構浸透してるのかもと思った。
えー!そして「状況の演劇」とか唐十郎にも繋がるの!?
確かに、登場人物って「状況」の中に投げ込まれている。自由はない。
私たちも状況の中に投げ込まれているけど、自由。自由という刑に処されている。
ピランデルロを思い出すけどね。この人は時代的には20年くらい前だね。
https://twitter.com/ikiume_kataru/status/1383666300845629440?s=21
きゃー!こんなこと言われてたのね😅
https://twitter.com/tomomaekawa/status/1406892533586620416?s=21
これもすごいけどw
意識と認識
判断中止 エポケー