J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『新・三国志』2回目

ああ「継承」だ。最後の團子関平ちゃんの口上を観ててハタと気づいた。これこそこの物語を歌舞伎で観る大きな意義だ。

一昨日のBB昨日の手紙ときて今日はこりゃまたImagineな話かよと思いながら観てたんだけどね、澤瀉屋のチーム感・作品を育ててきてる感じ・猿之助さんが先代から受け継ぎ実践していること・そしてまたそれは團子ちゃんのような次世代にとか「継承」のお手本みたいなものを目の前で見たらさ、そうか「夢見る力」だっていつか叶う時まで繋いでいけばいいのかもしれない、繋いでいけるのかもしれないって、希望みたいなことをここ3日間で初めて感じたのよ。そしてそれが「何故にこれを歌舞伎で?」という前回観た時に考えていたことともバチッと繋がったからなんかちょっとうわぁっていう体験になった。


テンポとかメリハリとか良くなってたのかな。前回より断然観やすかったし歌舞伎として楽しめた。

でもやっぱり例のボーイズトークシーンには

???だけどね。

真の漢、とかもねぇ


香渓のお姿もだけど第一声から惚れ惚れするなぁ。それだけに、なんであんな死を選んでしまったのか悲しい。兄の心には辛うじて一筋の光を残せた(司馬懿の提案を断り礼を尽くして関羽を迎えた)のかもしれないけど、あまりに残念。あなたならもっと何かできた筈と思っちゃう。


司馬懿は、曹操を輝く星とするための闇になる覚悟だったんだな。