J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『冒険者たち』小田原公演

来たぜ小田原!

冒険者たち』@小田原三の丸ホール。お城のすぐ傍、オープンしてまだ半年か。外観も内装もスタイリッシュ。商業施設臭がしないのが良い。

小ホールはだいぶ急勾配になった客席から見下ろす形。前説で成河さん曰く、これは西洋の"公共劇場"の形だと😊

座席幅もゆったりだけど足元がこんなに広いの初めてだ。

ちびっこが結構いるなと思ったら子ども料金があったんだね。素晴らしい。

開場時は御囃子が鳴ってるし、開演中にちびっこやおばさんがザワザワしててもそういうもんだなって思える空気。そんくらいの感じで観れるえんげき。私たちファンにとっても新鮮よ。

無事再開できて良かったよね。


今日は音楽をよく聴くデーにしよ♪角銅さんの手元とかも見易いし♪とか思ってたけど、やっぱ成河さんを観れるのってなんかすごい嬉しくて、結局目で追っちゃったな


区役所職員の後とか、ひゅっと神様然とした佇まいと表情になって、そして消えていくの。


河童好きだよーっ!客にヒャーって反応されてたよね👍

俄然目久尻川に行きたくなってるw


なんか概念的なことについて"気にしぃ"玄奘に、あなたさっきからそういうのばっかりね、ちゃんと現実を見据えた方がいいんじゃない?って言ってたよね。空海のシーンの遣り取りには笑っちゃう。スターに会えると思って海とか光らせちゃってってショボンとする(青い光も消える)のかわゆい。

でもホント、ここ笑えるシーンだけど実はすごく示唆に富んだ話をしてるよなー。"意識とか"目覚める"(啓蒙)って必ずしも善ではなくない?とか。('近代化"のこととか考えてるからね)


金次郎くん愛しいね。

あ、目が上がったって晴々した顔。

開演前に御参りしてきましたけどね、尊徳になってからのお姿もちゃんと銅像になってたよ☺️


長塚さんと角銅さんでプロモイベントに来たのは知ってたけど、その時「悟浄歎異」を読んで音楽とセッションしたそうで、いいなー観たかったな!

お師匠さんが死ぬことなんてない、もし死んだら?その時は俺は居ない。そんなふうに普通に言えて、ただ蝶だけを見て経を読む、悟空まぶしいよね。ね、悟浄。


現代のスピード感神様の話をちゃんと聴くには時間が掛かりますよってことかしら。

話を最後まで聴かず動き出しちゃう悟空たちに金次郎が「子どもかよ!」と言うの、ちびっこたちウケてたね🤣


神様たちに先導してもらったりせず、自分の心と脚で、冒険するんだよな。

土地に未練を残すなんてのも神様たちから見たら愉快なものですって。大山祇神さまのこの御言葉、なんかグッときた。

嗚呼、執着上等!って思った。


http://web-dorama.jugem.jp/?eid=996

いま このときを のがさない

ただ のがさない


http://web-dorama.jugem.jp/?eid=997

🥰🥰🥰


うー俄然神様に会いたくなって、大山阿夫利神社に行きたくなってる😆

行ってきた!大山詣り

悟空と悟浄が担いでた(振り回してた)納太刀のこととか分かったし、そもそも江戸時代に大山信仰が普及したのは小田原征伐時に北条方として武装していた僧兵が下山させられてというところに端を発してるって、繋がったりもした♪

山頂に御坐す大山祇神に思いを寄せたけど、そっか劇中でも言ってたようにホントの居場所は大三島大山祇神社だね☺️


それにしても神仏習合って興味深いな。ずっとそれでやってきてたのを明治以降分離させたんだもんね。近代化。それ以前の精神性との齟齬。それこそ「悟浄歎異」の世界。"近代演劇"とかの話にもなるよ。

そっか、"八幡大菩薩"って言われてみれば確かに。神と仏を同一視することは指摘されないとわからないほど普通にやってるかも。

そう言えば三蔵法師大山祇神が一緒に箱根の湯にでも浸かりましょうかと言ってるのもそんなにすごくエッ!?て驚くようなことでもなく受け取ってるもんねぇ。

あ、もしかして三蔵法師が「やめて!意識しちゃうから」みたいなこと言ってるのってここら辺のことと関係ある?


おおらかさ、ね。

確かに我々は失っているわね。