J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『建築家とアッシリア皇帝』12/7

あのイマジナリー孤島の幕屋、アングラ芝居のテントあるいは悪ガキの秘密基地のように思えたな。

 

岡健がなんか今日特にノッていた気がした。

成河さんへ向けてるすごい素敵な表情いっぱい見た。そんな顔で見られたら好きになっちゃうと思う。

 

建築家は"少年時代"の象徴か?

戻ってこいよーと嘆く。

2人で1人、1人の人物の二面性、やっぱそういうことなのかなって強めに感じたかも。

 

神よ〜くそぉくらえ〜

ラララララ〜

神を冒涜したくてしかたない皇帝。

 

食って欲しいと言われたあの時、あゝ…ふたりは笑顔を交わし合っていたんだな!

角度的に今日初めて見えた皇帝の顔は穏やかな笑顔だった。建築家はそれを見て笑みを浮かべた。

前回は建築家の「こいつになる!」という貪欲さや支配欲を感じたけれど、いや、これは皇帝の望みを建築家が引き受けたんだなって今日は思った。

憐れな老皇帝の最後の願い。

自分という存在を存続させたいって思うんだろうか。無になってしまうことを恐れるんだろうか。

 

建築家ひとりになって「後悔してる」って言う時の可愛いトーン好きだな。

 

あ、最後の白い幕やっぱり材質は黒いのと同じネットだった。

 

裁判劇、最初はノリノリで皇帝の罪を追求していた建築家だけど、自分に教えてくれない打ち明けてくれないことがあるというのが気にくわない!言わせてやる!という様子だったけど、すべてが語られてしまいそうになってきたらだんだん怖くなって、あんなに知りたがっていた建築家なのに真相を知ることに怖さを感じるようになって、芝居だろ?とはぐらかしてみたりする。

真実を知ってしまったら、それを請け負わないといけなくなっちゃったじゃん。オトナになるってそういうことだ。