まず、このシアターサンモールが深海の潜水艇内という息詰まる空気を感じるのにピッタリ過ぎてちょっと不安を覚えてしまう程。
生命体として、生きるという本能。
侵略?
マイノリティ/マジョリティ
異質なものとの対面…逃げ場はない。どうするか決めなきゃいけない。
他者を認めること。
受容すること。
共通点・共感ポイント(vitalsigns?)を見つけること。
共通言語
何を以て境界線を引くか。
変容することの怖さ。
わからないものを抹殺してしまうこと。
未知のものを恐れたり拒絶したりすること/楽しみだと思うこと。
優れている(上等)/劣っている(下等)という話…歴史的には"人種"という意識がまさにこれだったということを思わざるを得ない。あと、"下等動物なら殺していい"という考えとか優生保護思想とか。
あぁ、バラエナってホッキョククジラ属のことなんだ🐋
5人で浮上して上のハッチが開いた時、差し込んできた光の方へ顔を向ける者・不安な顔をする者・厳しい目で他者を見つめる者…。
ラスト、3人を置いて葉山と六浦で海へ戻り確かめ合うために握手した、その時の六浦の愕然とした顔は…葉山の体温が低くなっていたのかなと私は思ったけど。
5人での対話を通じて、いちばんドラスティックに変化した、振れ幅が大きかったのは葉山なんだよな。
ん?葉山の言説が変化していったのは、もしかして徐々にニュー葉山になっていってたのか?え…もしかしてどこかで声が変わってた瞬間とかあった?
葉山…頭が硬い、身内と部外者の線引き、他者に対して敵意・攻撃的、共感ポイントが見つかれば身内と思うこともできる、自分の変容にはあまり敏感でない?
六浦…柔軟、やわらかな物腰、話を聴ける、信じる、他者のとっかかりになる、自分が無くなってしまう恐怖
汐入…繊細、素直、内省的、不器用?、好奇心、未知のものへの期待を抱く、楽観的っていうか希望的
堀ノ内…「自分を偽りたくない」「生きるために順応してみせる」「あんたの方が下等」「黙って侵略すればよかった」言葉がすごくキツイ
鳥浜…ヒトへの警戒、群れなさそう、冷静
あの半径3メートルの艇内で、我々人間どうし(互いに異質な者どうし)が関わり合う際のありとあらゆる問題とか絶望とか希望とかが示されていたように思った。セットの鉄骨で表されていたのはおそらく潜水艇の球体だけど、あれがまるで地球を意味しているようにも見えた。
我々の社会の有り様を変えたコロナウィルスのことを思ったりもしたよ。コロナ禍において、"ウィルスの生存戦略"とかいうワードを耳にするもんね。
夜、植村さんが不意に「Trans speaciesな気はたまにする」なんて呟いて…
へ?た、た、たまにするんですか…!?😳ってなったw