J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『テラヤマキャバレー』

2/9 初日㊗️

なんかすごい生臭いもんを観せられたらやだなぁとは思ってたんだけどあらもうちょっとやっちゃってくれても良かったのよって感じかも。2回目観たくないほど嫌いなやつじゃなくて良かったけど、うわぁ衝撃!ってことでもない。何故かgmn5を思い出して、そっちの方が断然面白いよなーとか思った。

またここで曽根崎心中とはwってのは愉快だったけど、人形振りだってつい先日けんけんのを観ちゃってますから…

成河さんシンバルもだけど、柝・ツケも上手。神奈川を思い出した。

あ、寺山の母の名前ハツなんだな。

 

青肺くんがすごい魅力的!歌も!横山賀三くん。へぇテニミュに出てたんだ。あとヤングシンバだったらしい。

 

ワンピースに麦藁帽のジトーッと黙って見てる女の子気になる…(何か絡んでくるのかと思ってたら最後までそれだけだったw)パンフ見たらオフィーリアという名前が密かに与えられているみたい。

 

死はやっぱり黒のネイルなんだねw

 

唐十郎成河ちゃんいいじゃん!特権的肉体論な。

 

やだホントに野田さん来てたw

 

人生は借り物競走、死ねば全部チャラって、好きだわ。

 

競技だって。

 

混ざり合う

 

孤独

 

質問

 

成河さんの歌ものすごい良かった圧倒的だった。この人の言葉、声には魅力がある。

カテコの時、客席を満遍なく見渡して素敵な顔してた。そしてフッと笑ってから歌に参加したの。好き。

なんかやっぱこの人に、連れてってもらおうかなーなんて思ったよ…

 

 

2/21ソワレ

やっぱ青肺くんいいねぇ

観客を惹き込んで空気を作れる歌と佇まいだ

 

G列、全体見えてちょうど良かったかも。

下手寄り席で余計にオフィーリア気になるw

後半笑顔になったシーンがあって嬉しかったもん。

 

成河さん唐十郎が「他人と生きて死んでみろ」って言うんだ。(パンフにも書いてあったな)

血を混ぜる。

 

やりやがったな!からの乱闘成河ちゃんにはニコニコしちゃうよね😊

 

言葉は残らない。

肉体。

未来は未来の人のもの。

 

また言うけど成河さんの歌、好き!

あれは「吸血姫のテーマ」唐十郎の詞なんだ。

なんか、墓に一面の白い花が…みたいな歌。(脳内にはMGS3のザ・ボス戦の画がw)

 

そうだ、借り物競走のカード月火水…を見て成河さん「調子の悪い野田秀樹みたい」とか言ってたねw『ザ・キャラクター』思い出したよ

 

♪さよならだけが人生ならば めぐり逢う日は何だろう

ラストみんなで手拍子しながら、何だろう…多幸感…じんわり泣けちゃった

あたしもいつかこうやって死んでいくんだ。

わ、「何だろう」って、まんまじゃんねw

 

演劇で過去から届いた言葉って、電話を受けたみたいなものなのかな。手紙と言うよりも。

 

 

2/24

寺山つながりで観てみた『不思議な国のエロス』

ひゃー怖い怖い😨半ばウンザリしながら茶番だなぁと思ってたら、ラストのクローエの嘆き…そして最後は演じてる皆さん衣装を脱ぎやってらんねぇやみたいに退場する。今の私たちが茶番みたいな社会で生きていることを突きつけられた気がしたよ。

これどこからどこまでがアリストパネスでどこまでが寺山でどこからが賀恵さんなんだろう?

アフトの最後に歌ってくれたから「ギリシアはひとつの糸だから〜」って頭に残っちゃってるけどそのフレーズもなんか怖い😨あぁでも劇中でほぐして洗ってちゃんと編まないとみたいなことも言ってたか。

依都美さん、原田優ちゃん、朝海さん、柿丸さん、占部房子さん、まりゑちゃんや万里紗ちゃん、伊達ちんとトミー、あきよしに蒼くん…ってキャストが良すぎるんだよね。歌が楽しめるのは分かってた。

 

 

『ヤマトタケル』2回目

これは團子ちゃんで観ないといけないなと思ったので追いチケ。

 

やーん、はーちゃん大碓に会いたい〜😆

女方はやっぱり團子ちゃん可愛いけどね。でも不思議と澤瀉屋顔なんだよなぁ四代目に見えてビックリする。台詞回しや声も。

声は、團子ちゃんは小碓の時あまり作らない声で若さが出せてるからいいね。

 

熊襲の宴会シーン好きだなぁみんな楽しそうで。綺麗なお姉さんたち琉球の人なのね。

 

雅な美しい言霊の国

でも嘘ばかりの国だって、ミコトくんが言ってたね。

熊襲のみんなは清々しかった、いっそ熊襲に留まればよかったって、笑三郎叔母上の膝で泣いてた。

 

1幕ラストの「勝ったのだ!」って若い團子ちゃんだと余計に危うい感じがする。

 

青春譚だなぁ

團子ちゃん福之助くん歌之助くんの並びだもんね

弟姫もね、姉への複雑な想いをたくさん抱えてね…

 

国つ神たちの怨念

 

このヤマトタケルの足が動かぬとは!ヤマトタケルが杖などつけるか!って…😢

死に様をよっく見よ!なんて言ったけど、残念だ…残念だ…って死ぬんだよ😢

え!そうなの?死に様を…は團子タケルしか言わないの?

 

へぇ!ヤマタノオロチスサノオに退治された後伊吹山に逃れて山の神 伊吹大明神(それが猿弥さんか)として祀られ、そしてその子が酒呑童子なんだって!(諸説あるけど)

 

はーちゃん使者、いやぁ…なんかミコト様が透けて見えてね、兄姫とワカタケルの会話をその場で見る・聴くことができて良かったねぇ🥹って思っちゃった。

 

まつろわぬ者であった吉備のタケヒコと共に、異民族であるヘタルベも一緒に、ヘグリの山の樫の葉の簪さして(民間伝承も受け入れて)、大らかな国だったらいいのに…🥺

 

カテコで團子ちゃんが現れて座組の真ん中に立つのを見たらワーッ🥹てなったよ。

初役の舞台を観れて良かったな。

 

3階1列44番、七三バッチリ見えるし主舞台見切れもない意外とベスポジでは!?

あれだけ角度のあるとこから観てもあの早替り一切顔が見えなくてちゃんと成立してるのスゴイよねって感心した。

 

わー今日米吉ちゃんがインスタに上げてくれた藤の柄のお衣装めっちゃ好きだよー😍

 

スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』

はーちゃんミコト様❤️

團子ちゃん使者で観れる筈だったけど休演で残念。はーちゃん連日昼夜の奮闘だね。

 

伊吹山の姥神は女系伝来の技でヤマトタケルを倒すんだな。亡ぼされる者たちの声が描かれているのは良いなと思って観てたけど…

ミヤズヒメに対して「お前がいちばん好き」って言っちゃうのかよ!と思ったし(まぁ傲慢の表現なのかもしれないけど)、終盤に熊襲蝦夷のことを「因習にとらわれ新しいものを受け入れない」と言ったり、我らは新しい世界を求めてるという点を正当化して語るので「え…」ってなっちゃった。

変化を恐れずとかも言ってて、澤瀉屋的な猿之助さん的なカラーがグッと出てきた気がして、そこからワカタケル、ラスト、カテコでのヤマトタケルと中車帝という流れに、これはやっぱり團子ちゃんで観るべき演目なんだなと思った。

 

はーちゃんとにかく美しいし殺陣も迫力あるしお芝居も良くて満足したけどね。

でもいちばん好きだったの兄大碓命かもよ衣装も声も。

宙乗り水滸伝の時より堂に入ってた感じ。お迎えできて嬉しかったわ〜

あ、女方も見れたね。

すごいいろんな声音を遣ってるよなー。

 

米吉ちゃんの特に弟姫の造形が現代的で好きだったな。走水のシーンすごく良かったよ惹き込まれた。

兄姫の落ち着いた声や佇まいも最近の米吉ちゃんのいい味。

はーちゃんと米吉ちゃんは名コンビになっていくんだろうな。はーよね?

 

タケヒコは五人三番叟で注目した福之助くんだった!ヘタルベ(あの拵え好き〜)は歌之助くんね。2人とも若々しくて良かったよ。

「嘘つきの国だ!」とヘタルベが叫ぶのは刺さるわー。

 

安定の猿弥さん笑三郎さん笑也さんには何だかホッとする。老大臣の寿猿さんいちばん最初の台詞じゃないの!

錦之助さん熊襲弟の最期のところ(ヤマトタケルの名を与える)はバガヴァッドギーターに続くはーちゃんとの父子胸熱シーンだったし、国造は尾張弁でおもしろかった。笑也さんに「(ミヤズヒメを)昔のおみゃーみたいに綺麗に」とか言ってウケてたねw

 

衣装の絢爛さがとにかくスゴイねぇまさしく眼福✨

 

あ、伊吹山の鬼たち「ねぃ」って言ってた!

 

ヤマトタケル終盤あんなにひでぇのに、自分側の価値観ゴリゴリに突き進んだのを「天翔ける心」とか言って憚りない😓のに、私たちはあの美しさカッコよさに拍手を贈るしかなくて…

我々はあの美しさカッコよさ可哀想さを愛でてしまうのだという危うさに気づくべきなんだなぁって思う。

あるいは、ヤマトタケルもまた利用されてしまった哀れな、鎮められるべき魂だと言うのかしら。

 

https://natalie.mu/stage/pp/yamatotakeru

あぁ、脚本についてやっぱそうだよねってことが書いてある。

若い俳優で台詞が現代語過ぎると…っていうの面白い。

 

 

カムカムミニキーナ『かむやらい』

建国記念の日にめちゃくちゃ刺激的な観劇だったなぁ

 

ビフォアトークから参加して良かった。ナガスネヒコニギハヤヒ!ってテンション上がったよね。

機内誌みたいなパンフにも情報いっぱいで助かる。

 

特に動機も無い、フワッとした"東征"

 

「ロマン」て!😩

後付けな理由…

 

布表現wを無粋に切り裂いて

 

オリンピックみたいな万博みたいな祭を催して、八百万の神々を鎖に繋いで別の役割を与える、それまで行ってきたクカタチと正反対の形の神やらい。

 

歌を失い、言葉が支配する国…

細々と口伝いで伝承していることの中に真実があるのだろうか。公の文書で事実を捻じ曲げることはいとも簡単だ…

 

猿女たち。

ジープでキャンプを回ってる。

このモヤモヤをどうしたらいいのって、その夢は何処かには有るんだって🥹

天宮良さんと麻生かほ里さんの歌、沁みた。

 

坂本慶介くん素敵だったな。

 

流域…

 

機織りの音…

木の風鈴みたいなのがコロコロっていう音

トベが太鼓の周りのポチポチをジジジってさせる音…

 

「歌舞伎をつくる~伝統から未来へ~」

星陵アーツ&レクチャーシリーズ♯10

講演「歌舞伎をつくる~伝統から未来へ~」

戸部さん・鷹之資くんの少年時代とか若者へ向けての進路選択とかに関する話も興味深かったけど、やっぱりルパン歌舞伎について聴けたのが嬉しかった♪

 

戸部さんがナガスネヒコに触れてくれてテンション上がった。日本の伝統芸能である限りは鎮魂という意識を持っていると話してくれて。

 

半年で急にやることになって、ただタイトルだけの仮チラシなんて通常なら半年前にそれはあり得ないし、台本も途中な段階でのビジュアル撮影もてんやわんやだったエピソードとしてスタッフさんの間で「宇宙人」というワードが一人歩きしちゃってた話w

 

稽古は8日間!でも戸部さん曰く意外と順調で18:00とかには帰れてたと(隣で苦笑してる大ちゃんw)

 

芝居も拵え(富美衛門の衣装は時今也桔梗旗揚の光秀の感じだとか)も何もかも、現場全体が強固な共通言語を持っているからこそそんな短期間で新作を作り幕を開けることができるんだよね。でも、可能だからってそれが常態化することは決して良くない、物申したいとは思ってるみたい。時間があればもっと出来る事があるって、そりゃそうだ。

 

鷹之資くんは「幕を切れる」役者だって戸部さんが言ってたけどなるほどそういう概念があるんだな。後で"脚本と台本"の話をした時、役者や上演のことを考慮した上でのものが台本だと言ってたけど、誰で幕を切るかとかもその考慮の中の一つみたい。

滝を片付ける関係であそこは一度幕切れ&休憩にせねばならず、そのために富美衛門を死なせることにして、さてどうやってそう持って行くかと考えたってw 幕切れのやり方は死なないパターンも含めて何パターンもやってみたらしいよ(衣装を濡らすのはNGだったとw)。ホントすいませんでしたって戸部さんw

 

『四千両』のシーンについて、知ってる人がいなくて(澤瀉屋さんの床山さんも誰も知らなくて、と確か言ってた)でも50年前に寿猿さんは出てたから教えてもらえたとか、松也さんは菊五郎劇団だから知ってて(データベース調べたら2012年に出演してる)とか、こういう新作は家々が交わる機会になるんだね。自分とこの家だけでは出会わなかったものに触れ、歌舞伎界という知と技術の宝庫がそうやって補強されていくんだ。

 

ルパンは"観客みんなが知ってるもの"として劇中で説明を一切しない、江戸時代の歌舞伎と同じようにそういう作り方が通用するか、今回はそれをやってみたんだって。ほぉ。

 

戸部さん、今回の経験から、歌舞伎は音楽劇だなという認識を強くしたって。

各曲ずいぶんたくさんのテイクを録ったらしい…CDとか出してくれてもいいんですよ😁

 

戸部さんも鷹之資くんも「歌舞伎をもっと勉強したくなった」と言ってた。

戸部さんは特に音楽の部分についてそう思ってるようだった。

鷹之資くんだけでなく新作をやった若手はやっぱり自分の中に古典をしっかり入れていく必要性を痛感するんだな。

歌舞伎役者は50・60はまだまだ、70代でいちばん脂が乗る…なんてつくづく凄い世界。

 

司会の竹平さん(ご自身も歌舞伎ファン)が言ってた、古典のオマージュ部分から本作に興味が沸くってホントそうで、まさに今月の籠釣瓶それでチケット取ったもんねー。

 

歌舞伎かっけぇ!ってなる新作をまた期待するけど、鷹之資くんが再三言ってたように古典が身についていてこそというのは絶対そうだと思うので、古典が掛かることが減って若手がなかなか機会を得られないという事態は避けて欲しい。頼みますよ松竹さん。

 

 

松竹座 立春歌舞伎特別公演

大阪に来たぜ!

初天神こと露天神社にはもちろんお参りしたし、お初の居た北新地を歩いたり、道頓堀に芝居小屋が立ち並んでいた頃に思いを馳せたり(大島真寿美さんの「渦」読んだ)、法善寺の水かけ不動さんも見てきた。竹本座跡の碑は工事中のフェンスに隠されちゃってるのかなぁ残念。

 

「ちょいのせ」

おぉ野崎村の前段じゃないの😢という心持ちで見始めたら情緒をどこへ持ってけばいいか困惑するくらいがんじろはんの面白タイムだった🤣

山家屋の愛之助さんカッコイイしいい人そうだからお染ちゃんこの人でいいじゃんねぇ。

おっ人形振りけんけん魅せる〜と思ってたらまたがんじろはんが持ってったw

ちゃんと人形遣い役もいるんだ!

 

「連獅子」

今、歌舞伎座とこちらで同時に掛かってるんだね。こちらは扇雀さんと虎之助くん。

扇雀さん毛振りの軌跡までかっこいい!

いやぁ親子の年齢でその時その時の連獅子があるんだな。仔獅子が若々しくて親獅子が熟成した柔らかさっていう楽しみもまたあるんだね。勘九郎さんと長三郎くんも年月が経ってまた違う味わいの連獅子を見せてくれるかもしれないんだ。これは沼るよ歌舞伎!

 

曽根崎心中

きゃーけんけん壱太郎くん近い近い!!😆

心中は悲しいと言うか…やるせない😔

若さゆえというか…愚かとしか言えねぇ…

特に男はな。心中を持ち掛けるのっていつも女なのかな?曽根崎の森への道行もお初に引っ張られて行く感じだし…

もうちょっと待てば事態が好転したのに…って思わせる作劇は上手いよ💦

いざ心中っていう時に親のこととか言うもんかね。なんか思い止まっちゃいそうじゃん。

そっか刺す寸前で幕切れなんだなるほどいいね!刀を構えたけんけんのお顔がおそろしく綺麗で息を呑んだわ😳ずっとグチグチしてる感じだったけどそこでそんな顔するんだ…

存分にウェットな作品(徳兵衛がお初の素足に顔?喉?をくっつける縁の下のシーンもスゴイし、浄瑠璃で表現する曽根崎の森のシーンもスゴイよねー)だけど、でもお玉ちゃんとか笑い要素があったり、なかなか灯りが消せないとか暗闇で4人が鉢合わせになりそうなハラハラがあったり、流石のエンタメ。

吉太朗くんに会えて嬉しかった可愛かった。

「恋の手本」には納得いかねぇしお初天神が恋人の聖地なのはおかしいやろと思うけどね💦

あ、蜆川って言ってたなぁ。(来月河庄を観るのも楽しみ)

観ながらふと、あぁ彼ら先月歌舞伎座で立派に道成寺を張ったふたりなんだよな…って、無限階段を数段も昇ったように見えたよ。

おぉ、近松門左衛門歿後300年ですって。

冒頭の場は生國魂神社(いくたまさん)だそうな。藤棚は今でもあるのかしら?いつかの機会に行ってみよ♪

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/acts/sonezaki-kazutaro-202402/

↑良い記事だし舞台写真も素敵!

 

2/7昼の部「源平布引滝」を通して観れるって貴重な機会だよね!

 

「義賢最期」

これ趣向・ケレンたっぷりで楽しぃーカッコイイー感情の部分もたっぷりたっぷりでお腹いっぱいなくらい(幕切れの小万とか早よ行け!って思ったよw)

けんけん奴折平実ハ多田蔵人行綱、モテモテ色男だよなー返事は「ねぃ」

義朝の髑髏かぁ(鎌倉殿で猿之助さんがこれ持って来たのってオツな趣向だったんだな)

愛之助さん義賢かっこいいなー!情が深いところも魅力だね。戸板倒しすごーい大興奮!

わぉ幕切れも前に仏倒れ&階段落ちなんだ😳

遠近法がすごい背景座敷

太郎吉ドッカと花道を睨んでるのとおんぶ立廻りかわゆカッコいいね☺️

そこでお笑いの人出てくるんかいw 矢走兵内だって(亀鶴さん)

葵御前は千壽さんだ

小万かっこいいなー壱太郎くんもいいけど新悟ちゃんでも観たいなー松也くんの義賢も観たいなー(ドサクサ)

進野次郎宗政の吉太朗くん大きく見えて驚いたな親指ピョコンの良いお役!義賢ごと串刺しにされちゃったのね。

 

竹生島遊覧」

歌舞伎でやることは滅多にない幕だってそうでしょう短いのに大掛かりだもんね!

波間を漂う小万ちゃんすごーい

え?面白おじさん今度は吉太朗くん?と思ったら違う人物なのか。こちらは塩見忠太だって。あれ?特に三枚目ではないのかな?

大きな御座船のエリマキさんは宗盛だ。今度はこちらが亀鶴さん。

実盛花道から小舟で登場

あぁこうやって小万の腕が斬られたんだねー

後で実盛の語りの時に完全にこの幕の画が浮かんだよ!

 

「実盛物語」

なんかズルいよなー太郎吉かわいいし実盛かっこいいお兄さんで(馬にも惚れられてると思うw)、幕引きが温かく微笑ましい雰囲気だから気持ちの良い打ち出しになるんだけど…

ぜんぜん修羅道な話だしあんなに可愛い太郎吉だってそこへ踏み出して行くんだと思うとツラみ。

がんじろはんの瀬尾もすごく良かった。

ははん、小万の魂は腕に乗り移ってたのか。だから腕を継いだら一瞬息を吹き返したんだね。

けんけんのホントに爽やかなお兄ちゃんの実盛思い出したよ「このおじがつねつねするぞ」ってけんけんも可愛かったよなーいつかまた観たいね!

 

愛之助さん上方を背負って立ってる、上方の皆さんに愛されてるっていうのすごくわかるね。素敵だな☺️

 

 

滋企画『オセロー』

こまばアゴラもいよいよこれでラストかな。

西悟志(ニシサトシ)さん演出ってことで、あの伝説の夫婦漫才マクベスみたいなのを観れるかなと期待して。伊東沙保さんも出るし。あ、キャシオーはキノカブ摂州で浅香姫だった永井茉莉奈さん。

 

面白い面白い!すごい面白かった!

 

わぁデズデモーナってこんな感じなんだすごい好きよ

 

オセローはイケてないおじさんなんだな。卑屈さがすべて。

高潔な人物とかには全然思えなかったなー

1幕の、デズデモーナとの馴れ初めを語るところは感動的でさえあったけどね。

 

3人のお喋りから自然に入っていく始まり方よかったなー

明かりを!までずっと暗闇なのね

 

冗長に感じがちな修辞的な台詞がそうでなく入ってきた、翻訳もそうだけど言い方の緩急とか落とし込んでる感じが凄い。

このレベルでやるのってそんなに時間掛かるのか…

http://web-dorama.jugem.jp/?eid=1119

 

♪異邦人…切なかったな

(原作では柳の歌を歌うとこだね)

 

日本舞踊みたいな足の運び…

この時、ふたりが肩を並べて同士みたいに道連れみたいに歩いてる感じがするのも印象的なんだよな。

(後々思えばクルッと回るのも日舞的だったかも?)

 

涙顔のエミリアで終わるラスト

 

デズデモーナとイアゴーが同じ役者だから(舞台上でスッと切り替わるの凄い)、デズデモーナは決してイアゴーを直に問い詰めることとかできないんだよなっていう絶望感。

 

デズデモーナもエミリアも、シェイクスピアの女性登場人物に好感持ったのってはじめてかも?

 

あのラストは何なんだろう…リフレインなダンスとか(走馬灯?)…派手に物を言わないエミリアの抑圧された苦しみや悲しみは感じた。

滋さんと沙保さんが踊ってる時、沙保さんがデズデモーナなのかイアゴーなのかどっち?って気もした。

 

あ、そうだよね、イアゴー序盤で副官になれない不満をぶちまけてる時に「なんで?女だから?」と言ってたよね。でもエミリアという妻がいて、ん?同性婚もアリな世界なのかな?とかも思ったり。3人1役のロドリーゴーもキャシオーも、女優が演じてる役はみんな1人称女性だったのもあれ?って思った。みんな女性なのか?

 

演出ノート - 滋企画

こういうの読めるって面白い。ここから変化していったんだな。西さんだからフェミニズム視線はあると思ったけど上演ではこのノートで言われてるほど強く表現されていなかったし、だから塩梅が良かったと思う。青塗りなんかしなくたって、沙保さんデズデモーナの佇まいやロドリーゴーズの雰囲気で充分に "彼女たち"の話だなと思った。

アゴーもロドリーゴーもキャシオーも"役割を纏った女性"なのかなぁ…いや、みんな女優が演じてるけど特に"男性らしい"演技はしてなかったよね。1人称もそうだし、言葉遣いは普通に現代女性だった(翻訳文学の女性ではなかったね)。

ダンスの時の曲は「プラスティック・ラブ」だった?エンディングの洋楽はビヨンセだったかな?

 

あ、そうだ…カテコ?出演者全員で手を繋いでたなぁ。

 

滋企画、次回はガラ動だって。楽しみだ!