初日ぶりの2回目。
見やすいG列センターで全体を観れたのと、まぁ2回目ってことで、初見の衝撃の中では把握しきれなかった人物像とか時系列とか見えてきて言葉も聴こえてきてまた面白い。
玲央さん台詞無いのに、顔と身体でなんと雄弁に物語っていることか!そう、台詞を発さないということが気にならなくなってるよね不思議なほど!
そっかツクシくん今や壮年なんだよね。退職するところ。
最後は息子たちを前に、人生を振り返っているのかな。
総務部女子たち、みんな言葉(拡声器の!)で罪を犯してる。結果的に人を殺しちゃった子もいる。
ツクシくんは沈黙による罪?
口を噤み尽くしで、教えられるままに、人から受け取るだけで生きたことが…
拡声器を渡されても、欲望の言葉をそこから吐き出すことはできなかった。
ツクシくんにとってだけは「殺文句」は文句を殺すことだった…
みんなの映し鏡になるだけの存在…
あるいはツクシくん、発する言葉が人に作用することが怖すぎて、できなかったのかもしれない…
そうだ、ツクシは女子たちの回想シーンに出てくる人物になるよね。あ、殺された/被害を受けた人物になってたか。
アフトでも言ってたけど、女子たちはツクシに鏡みたいに自分を映して見てもいる。
ツクシ…透明な人なのか?役者じゃん。あゝ玲央さんにめちゃくちゃ合ってる役だ!
アフトで言ってたように、誰かの台詞を言葉を反射してるような。映し出してる。いろんなものがツクシに投影されて、舞台上に立ち現れてる。
2曲目のダンスの玲央さんが特に綺麗
ステップがとても美しい
1曲目はデスクの上に立って、ものすごい形相で、ものすごく大きく口を開けて動かして魂で大声で歌ってたよ玲央さん…
サンジカリスト(意外といい大学出てない)シヅカさんは、ツクシくんを解放してあげると言ってたけど…
静かに呻いた過去を持つ、梅板シヅカさん…
うわぁやっぱり日本のサンジカリストと言えば大杉栄…明日野枝の話とこれマチソワするのめちゃアツくない!?
そういえば野枝さんはポンポンポンポン子ども産むよね…
まぁ、妊娠すること・子を産むことは、女性にとって勿論大きなことではあるけれど、何かそれによってその人の本質がリセットされるみたいな描き方?🤔とかは思う。そこは中屋敷さんの認識なんだなーと。
プロレタリア演劇に留まらず、サンジカリズム演劇なのか!?
こんな演劇がさ、柿がやってるとカッコイイじゃん!カッコイイって武器だよな。
カッコイイで殺しにきてるんだわ!
わわわ!そっか、劇団=サンディカリスムってこと!?
アングラとかの頃の人たちにとっては、ああいうの堪らなくカッコよかったのかな。
言葉で作ったフィクションで何でもできちゃう、殺しだってできちゃう、それが演劇だってことは全然知ってるよ!
中屋敷さん、最後村松くん(もうすぐ代表取締役)に「言うわけねぇだろ!」ってとこちょっとカッコイイな。
中屋敷さんは滑舌良くなくて何言ってるかわからないとこいっぱいあるんだけど、必要な言葉だけ耳に入ってくる。能かよw
聴こえないとこは、書いた中屋敷さんがそれでもいいやと思ってるとこなんだからわからなくてもいいんだよなきっとw
漲るダンス曲は、
「労働CALLING」
「350ml Galaxy」
あぁ昔、職場の同僚と夜中のカラオケでWOW WAR TONIGHT歌ってブチ上がってたの思い出したなw
ラストのダンス曲は「ニセモノフーリガン」…
そんな生き方をしてきたツクシ、いや、我々のことかな。
あと、万国の労働者!みたいな曲と、復興音頭みたいのあったね。
そうだ、以前(美少年の時)中屋敷さん「興味のある事件は誘拐と災害と獣害」って言ってたよね。今回は獣害と災害が出てくる。
七味さんのシヅカさんの存在がすごーく大きく感じられたんだよね今日。この劇の要にいる人!って思った。
女優陣みんな、いちいち表情が良い。基本ずっと玲央さんを観ちゃってる中で、ふと目が行った時に必ず良い顔してる。ダンスのふとした瞬間とかも。
長尾さんと沖さんのユニゾン最高。
序盤、ツクシくん自分や誰かが立った後のデスクを毎回几帳面に拭いてるのウケたw
ワンゲルはレジャーじゃねぇ…スポーツだ。
(やっぱ永田さっちゃん好きだな!玲央さんと切ない空気の芝居も佳き)
デンマーク(って万矢さんが言うのがまた良)
社会 ー 会社
子を作らないということは、革命を信じていないということ…これはそうだよなぁと納得できちゃう。つなぎを着た息子たち…そうか、つかさんの子どもたち=柿、と捉えることもできるな。
群馬県民の絆、今こそ(拳を突き出し頭をちょっと右に倒す)w 言い方かっこよ!wアンガーマネジメントw
泣けたエモい刺さった、って薄っすい蟹工船の朗読感想w ツクシくん確かにずっと唇を動かしてた。全文暗記してるんだわってソネミちゃん。
七味さんの、髭なんて生やしちゃってさ🤣