J’aime le théâtre♡

観劇日記。

キノカブ桜姫 2/6昼

2回目。

今日は最前列かぶりつき、てか、気分は見物エリアの俳優さんたちと一緒♪

 

あのね、いや、これ全然歌舞伎じゃん!

時間の流れ方の体感が完全に歌舞伎。現代の感覚からするとだいぶゆったりなアレ。

台詞を言う時間(つまり相手とか観客にとってはそれを聴いてる時間)の掛け方、次の動作へ移るまでの間の長さ、その中への情報の込め方(台本の「思入れあつて」というやつかな?)とか。

こんな見た目だし言葉だけど、感触は歌舞伎だわやっぱり。

 

石倉くんサイコーだな!

テンション高めな稲瀬川の非人や土手助もイイけど、半十郎を演じる姿に今日イチグッときちゃった。ほんとに悔しそうで悲しそうで理不尽に塗れて苦しそうで、これを自分の身体でやることが苦しくてたまらない、という感じに見えた。

見物エリアでニコニコ楽しそうに見てるのも可愛くて。時々、いま彼どんな顔して見てるかな?と気になって目を向けてしまったりもしたよ。

 

武谷さん、軍助が討たれるとこの大向こうで「たっぷりと!」ってw

武谷さんとうふ屋だったね。長浦はもちろん良いけど、郡治兵衛の佇まいシビれるなー!

谷やんも動きがカッコイイのと台詞の脱力感の面白みにハマってきた。

 

俳優の皆さん、演じる時の身体と見てる時の身体の有り様が明確に違う。演じる時は劇の時間の流れ方に身体をアジャストしてる?

 

櫻谷草庵の濡れ場の横にユラユラと立ってる安部さん。何これ〜?って言いたげ。

権助の家で「久しぶりに一緒に寝れるな」のシーンでも立ってたよね。

 

稲瀬川の清玄の台詞笑った笑った。あなた私のキャリア?めちゃくちゃにしておいてそれについて何にもないんですかね?とりま1回ヤらせてとかw

殺される前にも、死んで…(イヤだ)じゃあヤらせてとかw

そんでね、俺を殺した女の分際で。とか言うのね。

稚児が淵での「高さが高いよぉ」も笑っちゃったな。

 

セケチューw (足立さん長浦)

久しぶり!w (武谷さん悪五郎)

悪五郎の登場のジャーンて音ダサカッコイイよねw

 

うわー仁左さまがいたじゃん!

成河さんをよく見てたら!

権助が悪五郎を殺した後に上着(レイカーズw)の前をシャッと閉めてキマって上手に走り去るのとかクッソカッコよかった😍

「さらぁしねぇよ」も!😍

あと、清玄が残月に殺された時に横向きになって死んでるんだけどその画のために実際左腕はおそらく結構な力入れて良い位置に固定させてあってさ!そういう形とかきっと歌舞伎なんだと思うんだよね。

 

俳優の皆さんシーンごとに字幕確認してるのが面白い。出番の時はそれ見てからよっしゃという感じで芝居に入っていったり。

 

感情を抑えた無機質ではないなと思った。リアリズム演劇の表現をしていないだけ。自分的に無理のない表現しかしない、ということなのかな。

てゆーか、これ実は歌舞伎の台詞の調子に近くないか?と思えてきた。

 

なんかすっごい楽しかったな♪

うわっ成河さん😍静河さん綺麗みたいなのも存分にあったし、うぉーキマったー✨って心の中で声が出たような瞬間もあったし(谷やんの花道の引っ込みとか静河さんの海老反りとか)、そういう意味でも歌舞伎見物をした感触だった。

結構テンション上がって、ニッコニコしちゃったまま帰途についたなー。