J’aime le théâtre♡

観劇日記。

『バイオーム』

6/8 初日観劇。

スペクタクルリーディングと銘打ち朗読劇+映像+音楽+衣装で観せるつもりだったところ、成河さんの焚き付けによって?結局ほとんど本を手離しての芝居になったという。開けてみたら"ト書きも読む芝居"でしたねw

 

ワハハなんだこりゃ昼ドラテイスト。見どころは成河ちゃんのテレホンsexかよ!爆🤣

いや、メタセコイヤの成河さん(ドレスの裾をひらっと広げながらのダンス的表現!)素晴らしかったし、植物の皆さんにはとても惹きつけられたんだけど。

こんな植物たちのお歌が聴こえてくるお庭いいなぁ住みたいなぁとか序盤に思ったことを全力で取り消したい😅

勘九郎さん可愛かったけど、あの子を真ん中に置かなきゃいけないかしら。子どもにあんな酷いいろんなことを目撃させてしまうの、虐待を目の前で見せられているようでちょっと堪え難かった。

 

パンフ、ウエクミさんの挨拶の"人間ではない視点"という話、ウエクミさんと演出一色さんの対談での"時間の体感"とか"日本と西洋の伝承の仕方の違い"の話、面白いな。ウエクミさんは興味深い人だ。あら?やっぱりルイとケイを置いたのは後付けなんじゃん。

成河さんのコメントで紹介されてる植物役についてのト書き「人間の役柄と関係があったりなかったりする」って面白いね!そっか、セコイアの生存戦略はひたすら上へ上へと伸びることだ。「僕たちはケイに何を託すんだろう」という投げ掛けには、そうね、考えてみたくなる。

 

そうだなぁ徹底的に植物目線のみで語られる脚本演出とか面白かったかもしれないよね。我々が普通に見ると不条理に思えてしまうみたいな。

盆栽が人間寄りになってるという発想は面白いなー。

 

あ、ブリリア1階最後列だったけど通路席だから視界良好でノーストレスだった。映像全景を見れて良かったんじゃないかな。シャラシャラカーテンに映した映像は奥行に立体感が出て森みたいで綺麗だった。キャストが植物の時はあれをかき分けて出てくるっていうのも良かった。そうそう、カテコ2回目はみんなそこから登場して植物役でのご挨拶になってて楽しかったな。1階後方は段差がちゃんとあってヘタな真ん中あたりよりもリスクが少ないかも。音響はだいぶ手を加えてるみたいだしね。サラウンド感は、まぁ若干?

次回は成河さんのあのシーンが近い上手前方だわドキドキ😅

 

 

6/12 千穐楽

今日はG列上手サイド、とても観やすい良いお席で満足であった。

あ、プロジェクションマッピングだけは後方正面からの方が1枚スクリーンに見えてきれいだったわね(シャラシャラカーテンは意外と大きく奥行きをずらしながら並べてあるのでサイドからだと隙間が生じる)。あぁ音響ももしかしたら台詞がちょっとくぐもって聴き取りづらい時があったかも。

 

メタセコイア成河さんの指先の表情まで堪能できたし、エロスカイプシーンも近くてドキドキした(牛柄のヘンなパジャマw)😆

お花様やたーこさんだけじゃないなみんなのレーテル層に呑み込まれそうな近距離でドラマを浴びてしまいましたけど、うーんやっぱり…子どもにあまりにも酷なことを負わせるこの物語は好きくない。

 

植物役と人間役の「関係があったりなかったりする」部分を今日は特に面白く感じたな。セコイアと父とか。お花様の二役も。役者たちの中でも初日よりその感覚が強くなってたんじゃないだろうか。

 

カテコに演出の一色さんが現れて言ってたけど、え?ケイの訪れは平和なのか???

 

セコイアの成河さんの身体が美しいのをとにかく満喫した。そうそう、裾をヒラッと持つ指先は表情があるけど、セコイアだから体幹はしっかり直立してるし衣装が着物みたいな合せ襟だったので肩の辺りがすごくフマっぽかったんだよね!ルイの重さに耐えてる(顔には出ないけど頑張ってるように見えたよねでも折れちゃう😢)ところも凄い身体表現だったし、強風に揺れてる様子も良かった🌲

また来月そういうの?がさい芸で見れるのかなーって楽しみになったよ❤️